物語る亀

ネタバレありの物語批評

クレイジージャーニー〜佐藤健寿 奇界遺産エチオピア編〜 3月3日放送

 別にクレイジージャーニーを毎週感想を書くわけでもないのだが、今回のクレイジージャーニーは本当に凄かったので思わず筆が進んでしまった。

 個人的には奇界遺産で一番凄い回だった……

 

 前回の記事はこちら 

 

 

monogatarukame.hatenablog.com

 

今週はエチオピアの地獄の入口へ行くのがメインテーマ

 アフリカというとこの番組でもお馴染みで、マサイの妻だったり、少数民族潜入、ソマリア潜入などの非常に文化的、環境的に興味深い場面が非常に多いが、今回もその例にもれなかった。

 今回行くのはダロル火山、エルタ・アレ火山。そしておまけのハイエナマンと洞窟教会である。

 

 まずは2月25日放送分から火山2つの取材。

 佐藤といえばこの番組でも目玉の人物の1人で、毎回興味深い自然現象や文化を紹介してくれるが、私の中でもマイベストはやはりお正月特番時代の青く燃える火山だった。初めてのクレイジージャーニーだったこともあり、それを超える衝撃はあまりなかったが、今回はそれを大きく超えてきた。

   

 今回まず目指したのはダロル火山。

 海抜マイナス50Mの火山というのも想像すらできない部分であるが、その塩や硫黄によってカラフルに色ついているのも面白い。調べたところ、これらは酸化鉄や硫黄であって、そのPHは1を切っている超酸性とのこと。なるほど、確かに塩水がこれだけ吹き出している上に、50度を超える高温地帯であれば、そこに含まれる微量な金属質は酸化して、そこに硫黄が混ざることでこんな色になるのかと納得。

 その色は明らかに危ないものだったが、こんなものが自然にできることに驚愕の二文字しかない。ちなみに付近に硫黄がたくさんあるため、夜になると炎色反応により周囲が青く輝くらしい。火山はやっぱり魅力的だな。

 

 ダロル火山についてはこちらの記事がオススメ

これが地球、、、?エチオピアにあるダロル火山が神秘的な世界だった! | RETRIP

 

 

 その次に訪れたのが今回のメインである、エルタ・アレ火山。

 標高は意外と小さく、613mで、活動中の溶岩湖としては最も古く、最も低いものらしい。

 そこに行くまでの道中もまた独特で、あんな木の枝を組み上げて作っただけの家で寝るというのとんでもないものがある。あんな場所でも熟睡してしまう佐藤の順応力の高さに感心する。

 

 悪路に揺られ、夜に山を登りながら進んだ先に広がっていたのはとんでもない光景だった。

 噴火して流れ出た溶岩で足を進めながら、顔を真っ赤にしながら見つめる先にあったのは映画でもあまり見ないようなマグマ!

 これは最初に映像で見た時は思わず深夜にもかかわらず声をあげて、じっと見入ってしまった。これは出演陣と同じ反応をしてしまうのが、テレビを見ていて少し悔しくもある。この映像は地獄の入り口に違いない。

 佐藤のバックに火山がある光景は映画の1シーンと同じにしかみえなかった。これはここまでの労力はキツイが、人生で一度は見てみたい光景だわ……

 

 エルタ・アレ火山に関してはこちらの記事もオススメ

ダナキル砂漠6/6|灼熱のマグマが踊る!地球の鼓動を感じるエルタ•アレ火山!

   

3月2日放送分

 今週はエチオピアの知られざる文化潜入取材。

 この番組を見ていると以前放送された他のジャーニーとつながってくるという楽しみ方もあるのだが、今回は嗜好品であるチャートなどが繋がってきて、ゴンザレスがよく色々こういった嗜好品を口にしているが、世界中にはたくさんの嗜好品があるもんだと驚かされる。

 

 今週に入って公開されたハイエナもでかいし、野生のものなのに非常に懐いているのはやはりネコ科だからその気になればライオンなどのように飼い慣らすことができるのだろうか。

 ちなみにハイエナは他の動物が食べた後の屍肉を漁るというイメージがあるが、それは他の動物が内蔵ばかりを食べてまだまだ食べられる部分を残しているから、あさっているだけで狩人としても優秀である。

 飼いならしているという割にはそこまで飼っている感もなく、ただただ餌付けしているだけだし、その野生動物を餌付けしているというには実際にはどうなのだろうか。なかなか問題のある行為のような……というツッコミや野暮だろうか。

 何気に銀河万丈の「佐藤、後ろ」のナレーションがツボった。

 

 その後の岩でできた世界遺産の聖ギオルギス教会なども、さすがは本家本元の世界遺産らしく圧巻の出来だった。

 何だか今回「岩をくり抜いて教会を作った謎の老人」の印象が、これで少し薄れてしまった感があるな……でも、あの老人も雰囲気が尋常じゃなくて、この年まで必死に一生懸命やってきたというのがありありとわかって好きだったわぁ……

 

 

monogatarukame.hatenablog.com

 

 今回は最後にお爺さん特集をして終了。

 最初の大聖堂を作った神父さんなどはとんでもない人で、あれだけのものを自分一人で作るってのはすごいもんだなぁ。日本ならすぐに強制代執行で潰されるかもしれない。そこが海外の器のでかさを感じた。

 今週のクレイジージャーニーは過去の中でも屈指の名回だった思う。是非ともDVD化してほしいなぁ。

 

 来週は「シーカヤックで大草原を旅する男」

 別に毎週感想記事をあげるわけではないが、多分あげたくなっちゃうんだろうな。

 

 

 

クレイジージャーニー [DVD]

クレイジージャーニー [DVD]

 

 

 短編小説やってます。

 

monogatarukame.hatenablog.com