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物語る亀

ネタバレありの物語評論

2016年10月度の注目映画を紹介!

映画

 2016年10月度のオススメ映画と、記事候補を書いていく。

 

 9月はシルバーウィークもあって、魅力的な大作映画がたくさん公開されたが、結果を見れば君の名は。がV5、さらに120館と大規模でない聲の形が2位,3位とアニメの強さとそのレベルの高さを見せ付ける結果となった。

 ……しかもディズニー×スピルバーグの組み合わせや、ジブリの新作と一昔前ならば大ヒット間違いない作品がそこまで伸びることなく、ひっそりと終えていくということになるとは……

 時代の移り変わりを見た月になったような気がしている。

 

 それでは2016年、9月度の注目作品を紹介していこう。

 

  •  10月1日公開作品
  • 10月7日 8日公開
  • 10月14 15日公開(激戦区!!)
  • 10月21 22日公開
  • 10月28 29日公開
  •  最後に

 

 

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聲の形は障害者ポルノなのか?〜物語における障害者の描き方②〜

映画 アニメ 京アニ 物語論

カエルくん(以下カエル)

「こりゃまた、今回も賛否が分かれそうな、荒れそうな話題をやるんだね」

 

ブログ主(以下主)

「自分から好き好んで地雷を踏みに行くスタイルだな」

 

カエル「まあ、確かにネット上で色々と語られているところだし、物語論として、これからの障害者を描く物語を考える上でも必要な議論だけど、それにしてもわざわざ自分から踏みに行く必要はないんじゃないの?」

主「でも、聲の形の考察記事とかも書いたからなぁ。これから先の……障害者だけでなく、世間的に弱者とされる人たちの描き方も左右する問題だから、書いておきたいんだよね

カエル「……じゃあ、炎上しない範囲でお願いするよ」

主「大丈夫! 炎上するほど閲覧数が多くなるとは思えないから!

カエル「……むしろ炎上希望か?」

主「そんなわけないだろうが!! それじゃ、考察を始めようか」

 

  •  1 聲の形は障害者ポルノなのだろうか?
  • 2 物語の構造と弱者
    • 西宮硝子の描きかた
  • 3 映画の字幕問題
  • 4 物語で障害者を特別扱いしないということ
    • 物語の可能性
    • 最後に

 

 

 

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映画『ある天文学者の恋文』感想 天文学者でなければできない恋愛劇 

映画

カエルくん(以下カエル)

「なんだか、こういう小規模公開の映画を語るのは久しぶりな気がするね! 今月はシルバーウィークもあって公開館数が100館超えの映画が多かった印象だなぁ」

 

亀爺(以下亀)

「別にこのブログは小規模公開の映画は見に行かんというわけではないぞ? じゃが、どうしても小規模公開の映画となると、公開場所が限られてくるからの。そこまで出向く時間じゃったり、その他いろいろなことを考えると、どうしても大規模な映画が多くなるの」

 

カエル「映画の質というか、内容も大規模公開の映画と小規模公開の映画では全く違うもんね」

亀「娯楽として万人が面白いと認めるのは大規模公開じゃが、主みたいに穿った映画好きには小規模公開の映画も別の、尖った面白さがあって好きみたいじゃな」

カエル「そして今回はその中でも、恋愛作品を選んだわけだけど……なんで主は恋愛映画が苦手だというのに、そういう映画を見に行くんだろうね?

亀「さての? 『天文学者の恋文』というタイトルだとか、予告編の内容からミステリーやサスペンス要素でも感じたのではないかの?

 

カエル「しかも『とある天文学者の』とかタイトルを間違えて検索するしさ。某禁書目録シリーズと混同してんじゃないの?」

亀「それは、まあ映画の評価と関係ないから、大目に見てやるべきではないか?」

カエル「……じゃあ、恋愛映画が苦手な人間の感想を始めるよ」

 

  •  1 ネタバレなしの感想
  • 2 ネタバレありの感想
    • 展開について
    • 天文学者である意味
    • 最後に

 


ある天文学者の恋文 予告編

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映画『デジモンアドベンチャー try 第3章「告白」』感想 光子郎はん、万能やなぁ〜

映画 アニメ

カエルくん(以下カエル)

「デジモンもついに第3章が公開されて、全6章のうちの半分が終わったことになるね」

 

亀爺(以下亀)

「そうじゃの。ここに来て話が大きく動き出したの」

 

カエル「……でもさ、普通こういった OVA作品の劇場公開ってもっと短い……1時間弱しか上映時間がない印象だったけれど、どんどん伸びていくね

亀「やはり作り込んでいくうちにやりたいことが多すぎて、伸びてしまうんじゃろうな。明らかに1作目などは尺が足りていなかったしの」

カエル「今回は100分超えだから『ハドソン川の奇跡』とかよりも長いわけだもんね。上映時間に関してはここまで長いとは予想外だったよ

亀「ガンダムUCも結果的に1章追加されたからの。やはり、どうしてもここまで伸びしてしまうものなのじゃろう」

 

カエル「あとは……やっぱり冒頭のコメントには思うものがあるよね」

亀「十数年もやっていると、色々あるとは思うがの……やはり和田光司さんと、水谷優子さんの訃報というのは早すぎたの。特に今作でもリメイクという形でガッツリと関わっていた和田光司さんの訃報というのは、監督を始めとするスタッフも、音楽による演出などの意味でも頭を抱えることになっているかもしれんの」

 

カエル「じゃあ、ここから感想を始めようか」

 

以下ネタバレあり

 

  •  1 いよいよ冒険が加速する!
    • 8人+1人というキャラクター数の多さ
  • 2 映画としてみた場合
    • 苦言を呈したい部分
    • 最後に

 

 

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映画『ハドソン川の奇跡』感想 機長の決断は果たして正しかったのか?

映画

亀爺(以下亀)

「今週はクリント・イーストウッドの新作が公開されたの。映画界最後の巨匠と呼ばれるイーストウッドの新作ということもあり、中々注目度は高いようじゃ」

 

ブログ主(以下主)

「イーストウッドの新作ってだけで、映画ファンがこぞって映画館へ押し寄せるからね。自分もその1人だし」

 

亀「主はイーストウッドが大好きだと公言しておるからの」

主「特別な監督の1人だよ。クリント・イーストウッド、黒澤明、チャップリン、ビリー・ワイルダーは特に好きな監督でさ、みんな作品数が膨大だけど、全作品視聴はもちろん、全作品をブログに感想記事としてあげてみたいね

亀「なんでその4人なのかの?」

 

主「まず、第一に娯楽に徹している監督だよね。映画として未知の領域を切り開くような新しい試みをたくさんしているけれど、基本は娯楽。そして娯楽として満足できる面白さがある。

 そして内容の深さだよね。娯楽映画というと、こう……『あー、面白かった』で終わる作品も多いし、それが悪いわけではないけれど、この4人はその根底にすごく深いものが潜んでいる。でも、それに気がつかなくても面白く鑑賞できてしまうのが、すごくいなぁって」

亀「あの監督はどうなのか? と問われることはあるとしても、この4人は否定のしようもない監督じゃな」

主「そうね。こうしてみると自分は基本的には娯楽の人間だなって思うよ。映画も小説も面白いことが第一条件だと思う。だけど、その中に深みがあれば、さらに最高だよね」

亀「では、そんな主が大好きなクリント・イーストウッドの新作の感想を始めていくかの」

 

  •  1 『アメリカン・スナイパー』と今作のつながり
  • 以下ネタバレあり
  • 2 スタートの描き方
    • 3幕構成
  • 3 個人的な感想
    • イーストウッドの映画として
    • 最後に

 

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漫画『アンノ対ホノウ』感想 島本和彦がシンゴジラで果たした役割

漫画 ゴジラ関連 映画

カエルくん(以下カエル)

「シンゴジラも公開2ヶ月目も終えようとしているけれど、さすがに落ち着いてきたねぇ」

 

ブログ主(以下主)

「公開時期に加えて『君の名は。』が大ヒットしちゃっているからな。結構こっちの方にミーハー層というか、ブームだから行こうぜってファンは流れているんじゃないの?」

 

カエル「どちらも相手次第では100億を狙える作品だし、それだけの勢いだっただけに惜しいといえば惜しいね

主「どこの配給会社やクリエイターたちも負けてられないからさ、そんなに甘いもんじゃないってことね。ここ数年でもベスト級が被るってことがあるんだなぁ」

カエル「これで100億届かなかったのは『恋愛などの一般層に受ける要素が少なかったからだ』とか語る論評が出てきたら、本当に悔しいよ」

主「さすがにこれだけの売り上げがあればケチのつけようはないだろうけれどな」

 

カエル「で、今回はその『シンゴジラ関連本』の中でも特に熱いファンである、島本和彦の『アンノ対ホノオ』を取り上げるわけね。ついに同人誌まで手を出すかぁ」

主「……実は同人誌って初めて買ったんだよね

カエル「……え? オタクってみんなコミケとか行くもんじゃないの?」

主「だって夏は暑いし、冬は寒いしさ。人は多いし、冷やかしでいくにはハードルが高いでしょ? 大体、今時ネットで大体買えちゃうし、現地でしか買えないようなものは積極的に調べなければ知りようがないしさ。

 結局買うものがないから、わざわざ行かなくてもいいやってなるんだよ

 

カエル「そんなもんかなぁ? 今回はシンゴジラを取り巻くSMSの動きと、島本和彦の影響ということについても語っていくんだよね」

主「そうね。シンゴジラがこれだけヒットしたのは『ファンが熱いから=育てたから』というのも大きいだろうし、そこもセットで語りたいね」

カエル「じゃあ、長い前置きはここまでにして感想記事スタート!!」

 

  •  1 アンノ対ホノオの感想
    • リメイクの意味
  • 2 『シン・ゴジラ』という現象
    • 最後に

 

 

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『聲の形』と『君の名は。』と〜アニメ文化と映画とメディア〜

映画 アニメ 京アニ 新海誠関連 物語論

カエルくん(以下カエル)

「アニメ作品の快進撃が止まらないね! 君の名は。なんて、興収100億円がほぼ決定的、さらに成績を伸ばしてくるんでしょ!?」

 

ブログ主(以下主)

……正直、ここまで伸びるとは全く思っていなかったな。しかも、聲の形も興収2位で、アニメブームの到来って感じだな」

 

カエル「しかもさ、聲の形に至っては『怒り』や『BFG』の……1/3ちょっとくらいの公開館数なわけじゃない? それで2位ってなかなかすごいよね!」

主「何がすごいって、同じアニメとして大ブームを巻き起こしている『君の名は。』と客層がぶつかっているはずなのに、この成績だもんな

カエル「その『君の名は。』だって、公開4週目なのにまだまだ伸びているんだから、社会現象化しているというのもわかるよね!」

主「この様子だと映画の歴代興収TOP10入り≒150億円も行くかもしれんね。これは『この世界の片隅に』次第では、本格的なアニメブームが来るかもしれないな」

 

カエル「今回はこう言った現象を紐解きながら、なぜアニメがここまで流行ったかを分析してみるんでしょ?」

主「そうね。スタジオジブリ以降のアニメ業界ってものを、少し考えてみようかな」

 

 

  •  1 アニメに親しみのある世代
    • 日本人はアニメが好き?
  • 2 宮崎駿引退後の日本アニメ
    • 監督について語る文化
    • 公開館数の少なさ
  • 3 原恵一と次に続く監督 
    • 最後に

 

 

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