物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『ジョーカー(Joker)』ネタバレ感想&評価! ホアキン・フェニックスの凶悪な演技が楽しめるバットマンエピソード0!

 

それでは、今回は10月公開の作品の中でも特に注目度の高い『ジョーカー』の感想になります!

 

 

 

ジョーカーねぇ……ジョーカーかぁ……

 

 

カエルくん(以下カエル)

「えー、最初に語っておきますがうちは数ある映画ブログの中でもアメコミ映画に対する熱はかなり低いです。

 ちゃんとしたアメコミファンの意見が聞きたい方がいましたら、ここで引き返すことをオススメします

 

「アメコミだから嫌いとか、評価を下げているということはないけれどね」

 

 

カエル「どうしてもアメコミ映画はシリーズへの愛や事前知識を知っていることを前提とした作品も多いので、その辺りを履修していないと盛り上がりポイントで全くノレないということがあるので……」

主「というかさ、日本のアメコミ映画ファンでも原作全部を読んでますよって人はどれだけいるんだろう?

 バットマンだっていくつもシリーズが作られているけれど、ノーランのバットマンしか見たことない人だってたくさんいると思うんですよ。

 そういう人でも楽しめる作品を作ることができるのか、生まれて初めてバットマンシリーズを見る人がついていけるのか? ということも自分のように詳しくない人には評価の基準の1つなるのでね」

 

カエル「まぁ、その辺りは色々な評価基準があると言うことで……

 アメコミ音痴の感想であることを重々承知の上で読み進めてください!

 それでは、感想記事のスタートです!」

 

 

さらに色々と考えた記事も公開しました

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作品紹介・あらすじ

 

 世界的人気コミック、バットマンシリーズを代表する悪役であるジョーカーがなぜ誕生したのかに迫る作品。ヴェネチア国際映画祭にて最高賞の金獅子賞を獲得するなど、公開前から世界的に高い評価を受けている。

 『ハングオーバー!』などを手掛けるトッド・フィリップスが監督以外にもスコット・シルバーとの共同で脚本を担当するほか、制作にも名を連ねている。

 ジョーカーを演じるのはホアキン・フェニックスが世界中が絶賛した”最高のヴィラン”を演じきるほか、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、ビル・キャンプ、フランセス・コンロイなどが最狂の悪に翻弄される人々を演じる。

 

 

 ピエロに扮して街中で踊り、依頼のあった店の宣伝をするなどの大道芸で老いた母親と2人生活の生計を立ていてるアーサーは、日々苦しい生活を余儀なくされていた。しかし突然笑い出してしまう彼のことを同じ大道芸仲間も疎ましく思っていた。そんな中、不幸な偶然が積み重なれり追い詰められていくアーサーは、やがて狂気のヴィランとして目覚めていく……

 

 


『ジョーカー』心優しき男がなぜ悪のカリスマへ変貌したのか!? 衝撃の予告編解禁

 

 

 

 

感想

 

では、まずはTwitterの短評からスタートです!

 

 

 

これは世界中で絶賛されたのも納得するけれど……

 

 

カエル「今作はアメコミ映画としては初のヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得するなど、賞レースも高い評価を受けている作品となっています。また試写会組も……もちろんアメコミ映画が好きな人が多く応募していることもあるのでしょうが、年間ベストクラスの絶賛評が相次いでいます」

主「それはそれで当然だよなぁ、という思いもあるよ。

 特にホアキン・フェニックスの演技は間違いなく2019年ベスト級のものだろう。

 この映画を見始める前と見た後では、予告編の印象も大きく変わるかもしれない。それだけの圧倒的な演技力だったし、アーサーの持つ苦しみや悲しみというものが、笑いの中に表現されていて圧倒された。

 動きの1つ1つがアーサーというのが特別な人間であることを証明しているし、この映画が成功した最も大きな要因はホアキン・フェニックスの演技にあるのは間違いない

 

カエル「その演技を見るだけでも1900円を支払う価値があるよね。

 また映画としてもキレッキレな印象もあったなぁ」

主「今作って多分CGはそんなに使ってないんじゃないかなぁ? さすがに0ってことはないんだろうけれど、でも0だと言われても納得する。

 近年のアメコミ映画はいかに迫力のある映像を作るか? という勝負にもなっていて、CGがたくさん使われている。でも、そんな CGで作られて異世界、あるいは”超人”たちの物語ではないからこそ……リアルな街並みを舞台にした物語だからこそ、今作は多くの人に実感を持って受けいられたのではないだろうか?」 

 

カエル「近年のアメコミ映画が描ききれていなかったものを描いた、という評価も納得だよね。

 もしかしたらアメコミ映画の概念が変わってしまうかも……

主「あとは……自分なんかは途中からもうバットマンとか関係なく見ていた部分もある。

 単純に凶悪な存在がどうして生まれたのか? そこをエンターテイメントで撮り切った単独の娯楽作のつもりで見ていたかな。

 多分、それでも楽しめるし予備知識も過度に必要としない。

 だからこそヴェネチア国際映画祭での栄誉に輝いたのではないだろうか?」

 

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正義と対立する悪を描く

 

今作は明確な”悪”が誕生する物語となっています

 

ここはアメコミ映画で描かれたことを高く評価するべきなんだろうね

 

カエル「うちはアメコミ映画の何が苦手かというと、事前知識などを必要とされることも多いですが、正義の描き方にも疑問があることが多いのかなぁ」

主「自分は『エンドゲーム』を批判したけれど……それについて様々な意見が来たけれど『ジョーカー』の方がアメコミ映画としては疑問があるものの、自分の信条からすると納得する部分も多い。

 結局のところ、アメコミ映画で”悪”として断罪されるヴィランたちにもそれぞれの正義がある、という当たり前の話なんだよ。

 確かにテロリストは悪だ。でもそのテロリストを生んだのは実は大国の都合や自分勝手な正義なんじゃないの? ってこと」

 

カエル「う~ん……厨二病的な考えかもねぇ」

主「その自分たちと対立する正義を描くことができるか? というのは正義のヒーローを描く上ではとても重要な条件だと自分は思っている。

 アメコミヒーローというのは観客側も作り手側も、彼らがヒーローであることを前提に制作、鑑賞しているから悪側の正義は描かれない。むしろ、描かない方が勧善懲悪になり娯楽になりうる。

 アメコミ映画としてはそちらの方が正解なのかもしれない。今作はその意味では、娯楽作に徹し切れてはいないので、娯楽中心のアメコミ映画としては疑問がある部分もある。

 でもヴィラン誕生の裏には多くのドラマがあって、自分は悪役の方が感情移入しやすいから『じゃあアーサーはどうすればよかったんですかね?』という叫びが聞こえてきそうな内容で、正義と対立する悪の描き方としてとても満足度が高い作品となったかな」

 

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一方で不満点も……

 

それだけ褒めるポイントが多いけれど、不満点もあるんだね

 

これは誰もが公開前から言っていただろうけれど……悪党のエピソード0を描く必要があるのかね?

 

カエル「う~ん……そもそも根本から否定しちゃうのかなぁ」

主「今作ってなかなか難しい問題があって、アーサーが抱えた問題……特に病気を抱えているんだけれど、それはともすれば差別問題にもつながりかねないわけ。実際にアーサーが起こした犯罪があったとして、その背景を事詳細に報道をしたら、少なくとも日本では差別を助長する、と言われるかもしれない。

 その危険性を持ちながらも、この映画を作り上げた事自体は勇気や覚悟があると賞賛する

 

カエル「また褒めたけれど……不満点は?」

主「すごく単純に、このエピソード0を作ってしまうとジョーカーという悪党が非常につまらない人間に思えてきてしまうんだよね……

 ジョーカー(アーサー)が異常な人物や性格を持ってしまったのは、実はこれが原因でした! ということを明かされた瞬間に『あぁ、つまらない人間だな』って思っちゃった」

 

カエル「つまり狂気の思考を持ち、その人間性のなさが魅力だったのに唐突に人間性やバックボーンを描かれても面白くないってことだね」

主「その狂気の描かれ方も……まぁ、確かに理解できなくもない理由なんだよね。映画の作りもアーサーに感情移入するように作られている。でも、それって逆に理解されちゃいけないんじゃないの? って。

 自分はもっと特殊なバックボーンを持たない普通の存在なのに、いつのまにか狂ってしまってジョーカーになってしまった方が面白いと思うし、狂気を感じると思う。あれじゃ家庭環境などの特殊な事情によって生まれたんだ! っていうのは……

 まあ、特殊な状況(超絶金持ちな犯罪被害者)だからこそ生まれた正義であるバットマンとの対比にはなっているけれど……ジョーカーの神秘性が損なわれてしまったかな

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

作品考察

 

今作を読み解く上で注目したい作品①

 

では、ここからはネタバレありで語りましょう!

 

今作を読み解く上で注目したい作品はこちらです

 

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カエル「言わずとしれた映画史上に残る名作、チャップリンの『モダン・タイムス』ですね。

 今作でもテーマ曲である『Smile』が予告編のほか、印象に残るシーンで使われています」

 

 

Smile (Love Theme)

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  • チャーリー・チャップリン
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主「今作でチャップリンをフューチャーしたというのは、非常に適切だったと思うんだよ。

 『モダンタイムス』もそうだし、代表作の1つである『街の灯』と『ジョーカー』というのは共通するテーマが多い。

 そのチャップリンが描いたことを悪意を持って解釈したら、この映画になるのではないだろうか?

 

カエル「チャップリンというと山高帽にチョビへげ、ダボダボのズボンなどが印象に残りますが、それは当時の浮浪者をモチーフにしています。

 現代でいえばホームレスに扮して笑いをとると考えると、なかなか差別的な笑いなのかもしれないね…

主「『モダンタイムス』は労働問題を描いた映画であって、機械によって仕事を奪われていく労働者の悲哀を笑いを交えて描いています。どんなに本人は至って真面目に頑張っても、最後はミスを起こしてしまいそれが原因でクビになる。その姿に観客は笑うという、冷静に考えるとなんと残酷な笑いでしょうか」

 

カエル「お笑いだから軽く見ているけれど、描いているテーマは非常に重たいものであり社会的なメッセージ性が強い作品が多いよね」

主「『モダンタイムス』にはポーレット・ゴダートが演じるヒロインの少女がいるのだけれど、彼女が明るくチャップリンを支えてくれる。

 今作でも使われたデパートでの有名なローラースケートシーンは、2人がデパートにある高級家具に囲まれて生活している様を空想して、おままごとのように遊んでいるシーンである。ても明るくて映像的にも面白いけれど、冷静に考えると貧乏の中での妄想という少し哀れさを感じるシーンでもあるんだ。

 でも、チャップリンには少女がいる。

 愛してくれる人がいる。

 だからこそ『笑って』と言うことができる。

 では、そんな相手がいないアーサーはどうすればいいんだ? ってのがこの映画なわけだ

 

 

 

 

 

今作を読み解く上で注目したい作品②

 

そして今作を読み解く上で参考にしたい作品②はこちらです

 

街の灯 City Lights [Blu-ray]

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同じくチャップリンの代表作である『街の灯』ですね

 

 

カエル「『モダンタイムス』と製作時期も近いし、似たような部分は多い作品ではあるから、わざわざ分ける必要もないかもしれないけれど……」

主「自分は今作って『街の灯』のその後を、さらに悪し様に描いたと思っている。

 『街の灯』って語る際には目の不自由な女性との恋愛について語られることが多いけれど、自分は富豪との皮肉に満ちたやりとり、つまり格差社会がメインだと思っている。

 富豪が酒に酔った時だけチャップリンは親友と呼ばれる。まともな時は門前払いだ。

 そして『ジョーカー』富豪が酒で狂わず、チャップリンがずっとないがしろにされた『街の灯』なのではないか?」

 

カエル「……?」

主「映画史上最高のラストとも呼ばれるチャップリンの表情の後に『街の灯』は何があったのか?

 もしかしたら排斥されたかもしれない。

 少女は自分が信じた王子様が浮浪者と知り、真実を認めなかったかもしれない。

 ジョーカーもラスト前に印象的に笑うけれど、あの笑いは『街の灯』の笑いをさらに凶悪にした姿なのではないのだろうか?

 

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本作を見つめる黒人の目

 

チャップリンの話が多くなったから、そろそろジョーカーの作品評に戻りましょうか

 

今作で気になったのは”黒人の目”なんだよね

 

カエル「冒頭のアーサーを襲うのも黒人だし、市の福祉担当者も黒人、さらに同じアパートに住む母子家庭も黒人だったね」

主「もちろん、今作でも白人はたくさん出てくる。

 でもそれは……例えばアーサーの母親だったり、職場の同僚だったりとアーサーの身の回りにいる人が多い。

 上記の3組が主に目立った黒人キャストだと思うけれど、アーサーとは縁が薄い……家族や職場などの同じコミュニティにはいない存在だった。

 彼らがアーサーを見つめる視線というのは、そのままアメリカにおける白人男性を見つめる視線に近いものがあるのではないだろうか?

 

カエル「ふむふむ……」

主「自分は近年マイノリティの権利拡大という素晴らしい功績の裏側に、それまで隆盛を極めていた白人の衰退があると語っている

 クリント・イーストウッドが自ら主演した映画たちもそのようなテーマ性を感じるし、またアメリカを代表する名シリーズの『ロッキー』も『グリード』となり、白人から黒人の物語となり、2ではスタローンはあのようなラストを迎え様々な憶測がされている。

 近年、白人主人公のマッチョさを売りにした映画が作られている一方で、その白人男性が弱体化していく映画も生まれている」

 

カエル「その象徴がこの映画では黒人の目だと?」

主「そうそう。黒人が弱くなっていく白人を第3者の目でじっと見つめる映画。

 一方では力強い富豪の白人がいて、もう一方では苦境に喘ぐ白人がいるという映画かな」

 

 

 

 

最も面白かった場面

 

今作で1番気に入ったシーンはどこなの?

 

自分はアーサーが映画館? 豪華なシアターに入ってトーマス・ウェインに会うシーンだ

 

カエル「外では暴動が起きていながらも、中では優雅に映画をみて笑っているシーンだね」

主「あのシーンがこの映画の多くを表していたんじゃないかなぁ……

 先ほども語ったようにチャップリンというのは浮浪者に扮して笑いを取るというスタイルである。その笑いというのは貧乏な浮浪者を笑うものだ。

 外で怒号が飛び交う中で、明らかに身なりからして違う富豪がゲラゲラと浮浪者に扮したチャップリンを何も考えずに笑う……この強烈な皮肉がいい味を出している

 

カエル「それを考えると、やっぱりこの作品ってアメコミ映画というよりは社会派映画だよね」

主「だろうね。

 だからこそ、アメコミ映画として続編は作りづらいだろう。

 でも1作の映画としては高い完成度を誇っているし、ちゃんとした多くの人が認めるであろう”映画”に仕上がっているのではないだろうか」

 

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それでも残る不満

 

ここまで語っておきながら、不満点は変わらないんだね

 

……この映画のバランスは危ういからね

 

カエル「精神的な病気を持つ母親とか、虐待を受けていたとか、そういう部分がどうしても目についちゃった形なのかなぁ

主「わかりやすいとは思うよ。

『頭がおかしい奴ってのは精神的な病気を抱えているし、それが原因なんだ』っていうのは、多くの健常者が納得すると思う。そして『彼らと私たちは違うんだ』ってある種の安心感を得るかもしれない。

 だけれど、それは……差別を助長するとか云々を抜きにしても、とてもつまらないと自分は考える。

 だって、世の中の犯罪者の8割は病気を抱えていない健常者なんじゃないの? って。

 特殊な人だから特殊な犯罪をします、逆に特殊な人だから特殊な能力を持ちヒーローをしています、というのはわかりやすいからこそ、このように”正義と対立する悪とは何か? その誕生には何があったのか?”というテーマを深掘りする作品の魅力を損ねてしまうのではないか?

 

カエル「う~ん……そこは相性としか言えないのかなぁ」

主「あとは、今作って色々なことが出てくるけれどその多くを妄想とか病気で片付けてしまい、本当の真実ってわからないことになっている。

 そこを考察する余地として残しているのは理解するけれど、それならばなんでもありになってしまわないですか? って。

 

今作は”信頼できない語り部の一人称の映画”って評価なんだよね?

 

結局さ、ゴッサムシティは存在したのか? バットマンやジョーカーは映画内で存在したのかってレベルまで怪しくなる

 

主「 それまでアーサーに感情移入するように作っていたのに”ここは嘘でした、ここも怪しいです、真実は闇の中です、もしかしたらアーサーや母親の言うことが正しいかもね、記録は改ざんされているけれど”という描写を入れて、ここまで妄想癖がある狂人として描いてしまうと、もはやこの物語自体が全てアーサーの妄想という解釈も成立する。そもそもジョーカーなんてアーサーの妄想でしかなかった、という解釈も有りになる。

 だからこの映画内で描かれた描写も全て被害妄想です! で終わってしまう解釈だって成り立つんだ。

 本当のことは何1つわからない

 それが制作スタッフの目論見かもしれないけれど、やっていることは夏に大炎上したアニメ映画と同じにしか思えない。

 それって夢オチと一緒じゃんって」

 

 

 

まとめ

 

では、この記事のまとめです!

 

  • 2019年ベストクラスの演技と狂気が楽しめる作品に!
  • チャップリンを下地に残酷な笑いの描写を描き上げる
  • アメコミ映画というよりも社会派映画の一面が強い1作に
  • ただし、細かい部分では疑問点も……

 

いい作品だと思いますよ

 

カエル「色々語りはしましたが、全体的に高く評価されるのも納得という印象です!」

主「自分はバットマンとジョーカーの関係って、アンパンマンとばいきんまんに近いものだと思っているから、それが結構補強された気もするんだよね。表裏一体で同一、もしくは似たような存在という描き方も面白かった。

 対比構造も多かったし、非常に工夫が多く見られた作品だよね」

 

カエル「もちろん大好きな人もいると思います!

 ぜひ劇場でご覧ください!」

 

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