物語る亀

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物語愛好者の雑文

映画『15時17分、パリ行き』ネタバレ感想 イーストウッドの実話で目指す異次元の領域とは?

カエルくん(以下カエル)

「今回は試写会で鑑賞させていただいた『15時17分、パリ行き』の感想となります! 敬愛するイーストウッドの最新作の試写会が当たって良かったぁ」 

 

「3月1日は大激戦でもあるから、そこが楽になったのも大きいな」

 

カエル「今回は試写会での映画鑑賞といういうこともあり、特に具体的なネタバレなどはなしでいきます。

(公開しましたので、後半でネタバレありになります)

 あくまでも前半は予告編やあらすじ程度の内容で作品い触れていこうと思っていますが……

 う〜ん、でもネタバレを心配する必要があまり無い映画ではあるけれどね。実際に事件が元になっているし、どうなるかはなんとなくわかるだろうけれど……」

 

主「それでも予想を裏切る作品が出てくるかもしれないだろ?

 あのボクシング映画を忘れたのか!? 」

カエル「……あれはネタバレ厳禁だったねぇ。

 ネタバレなしではありますが、作品の根幹に関わる感想にはなると思いますので、そこはご了承ください。

 では感想記事のスタート!」

 

 

 

 

ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 15時17分、パリ行き光沢プリント

 

作品紹介・あらすじ

 

 ハリウッドを代表する巨匠、クリント・イーストウッドの最新作。2015年にパリへ向かう電車内で発生した『タリス銃乱射事件』を題材にし、その時実際に居合わせた乗客のみならず、主役には犯人を取り押さえた3人の若者を起用するなど意欲的作品になっている。

 また映画は3人の少年時代から始まり、彼らがどのような人生を歩んできたのか? ということを描きながら、あの事件の日へと至る構成となっており、イタリアをはじめとした世界中の景色なども見どころの1つ。

 

 スペンサー・ストーンとアレク・スカラトス、アンソニー・サドラーの3人は幼い頃からの親友で小学校も同じであり、大人になってくらも仲が良かった。スペンサーとアレクは軍に入隊し、厳しい任務の息抜きに3人でのヨーロッパ旅行を計画する。

 しかし、その旅行中にパリへと向かう列車の中で事件がにめぐり合うことになるのだった……

 


『15時17分、パリ行き』特別映像(メイキング&クリント・イーストウッド監督コメント)/シネマトクラス

 

 

 

 

1 感想

 

カエル「では、Twitterの短評からスタートです!」

 

 

主「さすがのイーストウッド、これまたとんでもない作品を撮ってきた、という印象だな。

 ただし、本作は間違いなく賛否が分かれる。

 というのも……構成自体が独特なこともあるし、もしかしたら予告などで受ける印象の映画とはまた違うかもしれない。近年のイーストウッドの映画を見ている人ならばなんとなくわかるだろうけれど、『テロリストを若者たちが倒してハッピーエンド!』という単純な映画ではないからね」

 

カエル「アクション映画のノリで観に行くとちょっと期待したのと違う作品が出てくるかもしれないね」

主「そこまで派手な物語ではないです。

 そうだなぁ……過去作で言えば『アメリカン・スナイパー』+『ハドソン川の奇跡といえるかもしれない。

 ただし、ハマる人はとんでもなくハマる。

 この作品を高く評価する声をあげる人もいるけれど、その理由もなんとなく理解できる。

 でもね、あまりにもイーストウッドが目指したものが……次元が違いすぎて、ちょっと理解されにくいところはあるかもしれないね

 

 

ハドソン川の奇跡(字幕版)

 

アメリカでは評価が割れる

 

カエル「えー、アメリカでは評価が『割れている』と書きましたが、実際のところは評価は非常に悪いと言わざるとえない状況になっています。

 ロッテントマトでの批評家票が25パーセント、一般票でも46パーセントと非常に低くて、それだけ聞くとダメ映画のようにも聞こえるけれど……」

 

主「いや、全然ダメ映画じゃないです。

 むしろ、近年のイーストウッドの映画の味はもちろんあるし、彼らしい作品に仕上がっている。

 ただし本作は主演の3人が実際に事件に遭遇した男性たちを起用していて、つまり素人が主演なんだよね。

 それ以外にも実際に事件の現場にいた人や警察、救急隊員、また負傷された人すらも実際に同じ体験をした人を集めている。

 珍しい手法だけれど、日本だと『全員死刑』などのヤンキー映画を撮っている小林勇貴監督が実際に素人のヤンキーを集めて映画を撮っているね。

 ただ、やはりかなり異例な映画であって……イーストウッドは『現場で僕以外は当時いた人ばかりだったよ』と話しているけれど、犯人以外の配役はほぼ全て実際に基づくらしい」

 

カエル「それだけ聞くととても面白い試みで、高く評価されそうだけれどね」

主「自分は見ていて何の違和感もなかったけれど、もしかしたら英語話者からすると演技が下手すぎる、という思いがあるのかもしれない。

 幾つかのロッテントマト評を見ても『素人演技』と糾弾する声がある」

カエル「ひどい言い方をすれば当時現場にいた人とはいえ『素人を使った再現ドラマ』と考えるとかなり身も蓋もない話になるけれど、評価が悪いというのもわからなくもないかもしれないかなぁ」

主「元々イーストウッドの映画って議論が巻き起こりやすいというのもあるかもしれないけれどね」

 

 

 

2 近年のイーストウッドの映画

 

カエル「では、ここで少しクリント・イーストウッド作品について……特に近年の作品について考えていきましょう」

主「それまでは自信が俳優ということもあってイーストウッド自身が監督・主演を務める作品も多かったけれど、名作『グラン・トリノ』を最後に自身が監督する作品で主演することは無くなってしまった。

 では、そのグラントリノ以降のフィルモグラフィーを見てみると、ほぼ全てが実際に起きた事件であったり、実際にいた人が主人公となっている。

 これは……言い方が難しいけれど、グラントリノであれだけのことをやってしまったから、それ以降撮ることがなくなってしまったということもあるんじゃないかな?」

 

カエル「完全に創作に基づいた作品としてはイーストウッド監督最後の作品だもんね、グラントリノって」

主「グラントリノって何が素晴らしいかというと、もちろん映画としても優れているけれど、それ以上にイーストウッドという俳優がこのような作品を撮ったことが素晴らしい。

 『アメリカの象徴的な俳優』でもあるし、マッチョで強い男というイメージが非常に強い人が、その最後にどのような選択をするのか? ということでも大きな意味がある作品に仕上がっている。

 そして、これだけの作品を撮った後では劇映画は難しいだろうな、という思いもあった」

カエル「その結果が今のような歴史的事実などを基にしたリアル路線ということかぁ」

 

グラン・トリノ (字幕版)

 

イーストウッドの狙い

 

カエル「その、最近のイーストウッドの狙いってどこにあるの?」

主「う〜ん……自分に言わせてもらうと、似たようなことをしていた人はこの人なんじゃないかな?」

 

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カエル「……え? 立川談志?

主「意外なところかもしれないけれど、談志は『落語とは人間の業の肯定である』という名言を残し、そしてイリュージョンを果たそうと芸を磨いていた人である。それはナンセンスの世界であってかなり抽象的なんだけれどね。

 なぜ、そんなことをしようとしたのか? というと、大元は江戸時代と現代の乖離が激しすぎたからだろう。つまり『落語は江戸へと観衆を誘う』ものであったはずなのに、その江戸時代の風習や物などがわからなくってきたからこそ、色々考えた末の結論だった。

 これをもっと簡単に考えると、多分『初めて落語ができた時を生み出そうとした』ということに行き着くと考えている」

 

カエル「今では伝統芸能として誰もが知る落語が生まれた瞬間の再現かぁ」

主「近年のイーストウッドがやったことって、それと同じだと思うんだ。つまり、歴史を扱う上で実際の場面と同じことをやる。映画としての技術やおきまりの手順などは一切に気にしない。

 最近では照明すらも使わなくなってきて、ドンドン早撮りになっているという。映画の本質は場面の整合性の有無であったり、照明やCGなどの豪華な演出にあるわけではない、というのを体現している監督でもある。

 じゃあ、イーストウッドがやっていることって何? と言われると……この映画に関しては『物語(虚構)の放棄』であり、『その事件の瞬間を映像で捉えること』だろう。

 そしてその試みは……成功しているのではないか?」

 

 

劇映画とドキュメンタリー

 

カエル「……それってどういうこと?」

主「結局のところさ、史実や事実を基にした作品であっても物語として再構成されている以上、それは創作されたものなんだよ。

 事件の再現ではあっても、事件を捉えるということはできない。ドキュメンタリーとは違うんだ。

 ……まあ、そのドキュメンタリーも色々とあるんだけれど、それは置いておくとして、イーストウッドがやろうとしたことは『その事件を再現することにより、事件が起きた状況を映像として捉えること』をやろうとしている」

 

カエル「……えっと……つまり?」

主「似たようなことをしている作品があって……実がこの作品である」

 

この世界の片隅に

 

カエル「え? アニメ映画で話題になった『この世界の片隅に』なの?」

主「この作品は第2次世界大戦中の広島を舞台にしているけれど、徹底的に史実にこだわっている。その日の空模様、軍港にいる船、その他様々な細かい部分に至るまで、史実と同じ状況を再現している。

 それはアニメにおける当時の広島の再現であり、自分はドキュメンタリーに近いとすら思ったほどだった。

 それと創作である主人公すずたち一家を取り巻くお話を中心に加えることにより、あの時の普通の一家の喜怒哀楽を表現することに成功している。

 で、イーストウッドが本作でやったことも同じだと思う。

 徹底的にリアルにこだわって、当時の状況を再現しようとした。それを実写でやろうとすると、実際にその現場にいた人を集めて映画を撮るということになってくる」

 

カエル「ドキュメンタリーと創作映画のちょうど中間に存在する映画ということかぁ。確かに、それはもう次元が違うのかも……」

 

 

 

それぞれの人生を映す

 

カエル「そう考えると結構独特な構成をしているし、なぜこのシーンを入れたのだろうか? って気になる部分もあるけれど……その理由は?」

主「それこそ『普通の人』を撮りたかったからだろうね。

 この映画に出てくる人達は特別なことが何1つとしてあるわけではない、市井の人であり、どこにでもいる普通の人である。軍人ではあるけれど、特別な軍人ではない。

 自分は本作を観ていた時……電車の中に乗り込むシーンにおいて、そこにいるこれから事件に遭遇する人たちを観た時に『ああ、何百という人生がそこにあるんだな』と感じた。

 普通の劇映画の場合、犠牲者というのは物語性を持たないキャラクターであることが多い。モブと称される人間だよね。だけれど、この映画ではその被害に遭った人たちもまた、それぞれの人生を生きているという、ごく当たり前のことを描くことに成功しているんだ」

 

カエル「……それが『事件が遭った時を映す』ということなんだ」

主「だから、万人に受けるような映画ではない。だけれど刺さる人にはとんでもなく刺さる作品になっている。

 この映画は『劇映画』や『再現ドラマ』のレベルじゃないんだよ。

 その事件が起きた瞬間を捕らえているんだからさ。もちろん、観客の多くは映画になるんだからどのようなこの事件の結末がどうなるかなんとなく知っているけれど、それでも手に汗を握る展開が待っている。

 もっと言えば、観客もまたその現場にいるような気持ちになるんだよ。

 それを『映画』として眺めるのではなく『現場』にいて観ているという気持ちにになる。

 このイーストウッドの映画は唯一無二の作品になるという人も多いのではないだろうか?」

 

 

 

見所として

 

カエル「じゃあさ、見所ってどこになるの?

 今回はどんなところに注目しているとより楽しめるわけ?」

主「まったく見所として意味を持たないけれど……自分は『全部』とした言いようがない。90分強という非常に短い中でも、かなり独特な構成をしていたり、中には『これは必要なのだろうか?』と思うこともあるかもしれないけれど、でもそれが全て結実した瞬間に全てがわかる。

 映画を観るというよりも、事件を観るというような感覚になるんだ

 

カエル「そのために必要な描写かぁ」

主「かなり独特な映画ではあるし、観る人を選ぶかもしれない。まったく面白さがわからない人もいるかもしれない。

 だけれど、ハマった時はとても強い感動が押し寄せてくる。

 自分はこの映画を今年のベスト1位に推す人の気持ちも良く分かるし、逆にハマらなかった人の気持ちもよく分かる映画である。

 とりあえず観るしかないんじゃないですかね?」

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

3 本作が魅せる様々な味

 

カエル「では、ここからはネタバレありで語っていくけれど……まずはどこから語っていこうか?」

主「過去作のイーストウッド作品を観ていると、序盤の流れなんかは結構『イーストウッドらしいなぁ』と笑えるものでもあるんだよね。

 自身の監督作品では俳優として出演することは今後ないと断言しているけれど、別に俳優業を引退したわけじゃない。近年イーストウッドが俳優として演技した作品の1つが『人生の特等席』という映画なんだよ」 

 

人生の特等席 (字幕版)

 

カエル「これって野球のお話だよね。一時期野球の映画を観ていた時に鑑賞した作品の1つで、特別素晴らしい作品でも悪い作品でもないという印象だったけれど……」

主「この作品と対になるのが近年の野球映画では高い評価を受けた『マネーボール』である。これは今のアメリカ野球界のデータ主義……つまりセイバーメトリクスと駆使してチームを強化し、野球界を改革する映画である。

 で、この作品はその意見に反対する映画で、老齢のスカウトマンが自身の目でしっかりと確認し、データ主義を否定する映画である。

 イーストウッドって結構データ主義に対して反感を抱えている作家でもあるんだよね

 

 

 

決めつけに対する反感

 

カエル「それが最初の先生たちの態度に反感を持つ母親像などに現れているんだ」

主「この映画って結構決めつけが多いんだよ。

 例えば子供たちが発達障害のような症状を抱えているのでは? という教師の決めつけに対する反感であったり、迷彩柄を愛する子供は問題があるみたいな描き方だったり……そのようなことに対する反感がある。

 これってイーストウッドがそのような目で見られてきたこともあるのかもね。

 元々強い男性の象徴であり、しかも共和党支持者ということでマッチョな印象が強い。だけれど、イラク戦争には反対していたり、この映画を見てもわかるけれど白人と黒人とアジア人が仲良く写真を撮っていたりと、簡単に割り切れるものではない。

 もちろん、共和党支持者だからトランプを支持したよ。でも、トランプを支持したからといって差別主義者という……そんな単純なものでもないんだ」

 

カエル「その偏見の目を映したのがこの映画の冒頭ということになるのかもね」

主「そしてそれはこの映画全体に共通していることでもある。

 例えば『素人を出演させていい映画になるはずがない』という偏見であったり、他にも『こんな構成の映画が成立するはずがない』という観客や批評家の目を批判しているという深読みもできるわけだ」

 

カエル「まあ、それは穿ち過ぎだとしても、そのような偏見や決めつけの目で物事を見ることはあまりいいことではない、という至極まっとうなメッセージ性を内包している映画でもあるよね」

 

 

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子供時代の彼らの魅力も素晴らしい

このアメリカの挨拶……好きだなぁ

(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited, RatPac-Dune Entertainment LLC

 

この映画は彼らを賞賛しているのだろうか?

 

カエル「えっと……この項目はどういうことなの?」

主「すごく単純な問題でさ、この映画って彼ら3人を英雄視しているようにも見えなくもない……というか、そう考える方が妥当だと思う。

 だけれど、この映画ってそんな単純な映画と考えてもいいのだろうか? という悩みがある。

 中盤の軍での訓練のシーンでスペンサー・ストーンが突如響き渡る警報に動き出すシーンがある。ここでの行動を指導教官にたしなめられていたり、また周囲の同僚たちも『彼の行為は愚かだと思う』ということに賛成している」

 

カエル「あの指導教官はそれまでの教師と違って、そこまでいやな人とは描いていないんだよね……

『まずは自分の身を守れ、サバイバルとはそこからだ』というごく当たり前のことを教えている教官でもあるし」

主「実際にこの映画の撮り方を見ても、犯人の凶弾によってスペンサーが亡くなっていてもおかしくないんだよ。

 そこはきっちりとイーストウッドも描いている。

 もちろん、そこには色々な理由が読み取れるようになっていて、それまでの人生が集約しているとかさ、神様が守ってくれたとか、受け取り方は色々あるかもしれない。でも同時に彼の行動を……無鉄砲とも受け取れる行動を単純に賞賛しているわけではない。

 ちゃんと彼のそれまでの鍛錬だとか、信仰などがあっての結果であると表現していることにも注目しておきたいね」

 

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電車の中にいる何百という人生と物語

それを感じられるか否かで評価が割れるかも……

(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited, RatPac-Dune Entertainment LLC
 

 

『全ての物語を語るべきだ』

 

カエル「この映画の主題がどこにあるの? と聞かれたら、ここに集約するのかもしれないね」

主「『みんなに物語があり、それを語るべきだ』というセリフがある……この映画は名言が非常に多いな、と思わせる作品なんだけれど、イーストウッドってこの『物語』に対するこだわりがとても強い。

 例えば『インビクタス』もネルソン・マンデラが愛した詩などの文化に対する敬愛を強く描いている。

 だからこそデータ主義が嫌いなのかもしれないけれど……物語や表現って単純なデータなどとは相容れないものがあるからね」

 

カエル「他にも『人生は俺たちにゆっくり行けと言っているんじゃないのか?』みたいなセリフだったり、子供時代の『奥さんによろしく』とかも子供の生意気さと可愛らしさが出た名言だったよね」

主「この映画がかなり歪なのは、例えば途中のイタリア旅行のシーンでも現れていて、あのシーンは映画としていらないといえばそうなんだよ。穿ってみれば時間調整のために無理矢理入れられたシーンだとみえるのかもしれない。

 でもさ、それが物語なんだよ。

 万人が等しく持つ『歴史』であり『物語』

 それは近年のイーストウッドが精力的に撮ってきたテーマそのものでもある。それを実際の登場人物を主人公にすることにより、ドキュメンタリーとも違う形で表現したこと……それがこの映画の最大の特筆すべきポイントだと言えるだろうな」

 

 

 

 

最後に

 

カエル「近年のイーストウッドらしい、骨太でありながらもテーマ性にも優れた作品になっていたね」

主「それこそ『ハドソン川の奇跡』の次に撮る作品としては正当な進化を遂げたと言えるんじゃないかな?

 まあ、この作品を見る限り、まだまだイーストウッドは撮り続けれるだろうね。100歳を超えても撮り続けるつもりだし、あと10作くらい撮る気力も体力もあるんじゃないの?

 下手すりゃ自分より元気だよ、この爺さん」

 

カエル「というわけで、前半はネタバレなしでの感想で、公開したので後半はネタバレありにになったけれど……ネタバレなしでも書けるんですよ、というアピールになったのかなぁ?

 まあ、誰にアピールしているのかもよくわからないけれどさ」 

主「試写会の案内とか来ないかなぁ……こないかぁ、ただのブロガーだしなぁ」 

カエル「ネットでの宣伝などの興味がある方は是非お話をください!」

 

 

blog.monogatarukame.net

 

 

 

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