カエルくん(以下カエル)
「テレビで放映されていたのが3年前らしいけれど、少し懐かしいよね、この作品」
ブログ主(以下主)
「テイストも少し古めではあるけれど、最近アニメが多いからな。記憶に残る前に次々と出てきてしまっている印象もあるかな」
カエル「あの時は『革命機ヴァルヴレイヴ』とか『翠星のガルガンティア』とオリジナルロボットアニメが3作品もあって、しかもそれぞれ期待値が高かったから『ロボットアニメ再興か!?』とも思ったけれどねぇ」
主「でもあのあたりから女の子いっぱいのロボットアニメから、懐かしいテイストの……男主人公でヒロインの女の子となんやかんやあるような作品が増えた印象だな」
カエル「でもやっぱりリアル系作品ばっかりだから、久々に熱血系アニメも見たいね。スパロボでいうスーパー系ってやつ? 名作となると、それこそ『天元突破グレンラガン』以来何かあったっけ?」
主「ここ数年のスーパー系だと……『健全ロボダイミダラー』とかのギャグかなぁ。あとは『キャプテン・アース』とかもあるけれど、青春群像劇の印象の方が強いかな?」
カエル「やっぱり夕方の時間帯にアニメがあまり放映されていないっていうのは大きいよね。あとは時代性もあると思うけれど、エンタメに徹したスーパー系も面白いと思うけれどね」
主「それこそ勇者シリーズが復活してもいいんじゃないか? あの頃の子供だった世代が今、息子を持って一緒に楽しめるだろうし。仮面ライダーも平成で復活して今でも人気だし、同じような現象を狙えると思うけれどな」
カエル「そもそもアニメが深夜ばっかりだからなぁ……少しくらい、夕方に回してほしいよ。どこも同じようなニュースばかりで、グルメと犯罪捜査ばかりだし」
主「じゃあ、ここいら辺で感想記事を始めるよ」
11/4(金)公開『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』予告編
1 完全新作アニメーション
カエル「まず感想として語るとしたら、ここかもね」
主「こういったテレビシリーズで人気が出たから続編を作る、となるとまず総集編を作るのが鉄則みたいなところがあるじゃない? 特に最近はさ。
だけど本作は総集編映画ではなくて、完全新作アニメだからね。誰も見たことのない、テレビシリーズの続編だし」
カエル「テレビシリーズも敵の補給線を叩くことには成功したけれど、依然戦力差は大きいしなぁ」
主「まあ、このまま持久戦になればなるほど勝ちに繋がるのは目に見えているけれど、相手もそれがわかっているだろうから、さらに突っ込んでくるだろうし……戦争自体は終結したわけじゃないからな。
その続きが観れるというだけでも、当時からのファンは一見の価値ありだな」
圧巻の戦闘シーン
カエル「で、この作品の魅力というと……色々とあるけれど、やっぱり戦闘描写だよね」
主「テレビシリーズでも圧巻の戦闘シーンだったからな。同時期にやっていたロボットアニメの中でも……まあガルガンティアはあまり戦闘描写自体はなかったこともあるけれど、動きに限れば1番だったんじゃないか?
このレベルで動くとなると、あとはテレビシリーズだと『蒼穹のファフナー EXODUS』くらいしか近年ではないような気がする。まあ、ロボットアニメ自体がそこまで多くはないけれどね」
カエル「また手書きの戦闘描写と CGの戦闘描写は違うけれどね。
でもこの映画版もその迫力は健在だったね!」
主「スタートこそ、テレビシリーズの最終決戦のシーンが……続きものだから入ってくるわけだ。あの当時のテレビで見ると十分すごいけれど、劇場で見ると『なんだかなぁ』って思ったけれど、それは最初の2分くらいだけだった。
後の戦闘描写はもう圧巻の一言。
ヌルヌル動くし、外連味に溢れているし、これだけでも一見の価値あり! という作品だったな」
カエル「この作品の面白いのが、各機体に個性があるということだよね。もちろん、ロボットアニメでは個性豊かな機体というのは珍しくないけれど、ここまでしっかりと前衛、支援、指揮と役割を分担しているチーム戦の作品って、あまりないような気がする」
主「そこも売りのひとつだよなぁ。機体の魅力があまり被らないんだよ。普通のロボットアニメとかになると『これ、主人公ひとりでいいんじゃない?』ってなりがちだけど、今作はみんなにそれぞれの長所があって、短所がある。それをカバーしていくという面白みもあるわけだ。
特に面白いのが……一応ヒロインになるのかな? ケイの指揮官タイプだよね。自らの戦闘能力はほとんどないけれど、彼女が後方で指揮することにより、舞台運営が円滑に回るという」
カエル「普通はそういうのは作戦本部とかの役割になるもんね。こういうところも魅力だったなぁ」
2 キャラクターの魅力
カエル「何よりも忘れてはいけないのがここ! 今作はキャラクターが本当にいい!」
主「テレビシリーズからしていいキャラがたくさんいたけれど、今作でもそれは健在! シリアス一辺倒になりそうな場面において軽くギャグを挟んできたりしていて、笑えるパートも多い。
20年前の作品!? (もうそんなになるんだ……)だけど、『機動戦艦ナデシコ』みたいなタイプの作品と言っていいと思う」
カエル「ナデシコもそうだったけれど、ゲラゲラだけじゃないんだよね。キッチリと思い話もあって、シリアスもあって……泣きのシーンもある。メッセージ性もあるけれど、でもそれが長引かないでサラリと終わるっていうね!」
主「そしてそれは脇役も含めてそうでさ、整備士なんて本来はモブだったり、同じような性格付けをされがちなキャラクターたちも、それぞれのキャラクターに合うような性格付けをされている。
でも、だからこそ……それぞれの絆と、パイロットが機体にかける思い、そして何よりも整備士がパイロットにかける思いというのが伝わってくるんだよ」
カエル「今作でいうとあの一家で整備士をしているところの、娘が泣くシーンとかはグッときたもんね」
新キャラクターについて
カエル「……やっぱり配信されている特別編、みとけばよかったね」
主「それ、知ったの最近だったんだよなぁ……見ておいたほうがよかったかも。前作のキャラクターがメインだから、どうしてもこっちの新キャラは見劣りしてしまうところはあるし、出番が短いから個性を出す前に終わったという印象かな」
カエル「一方で前作のあるキャラクターのお姉さんなんかは、やっぱりいいキャラだったね」
主「テレビシリーズからの流れを知っているからっていうのもあると思うけれど」
カエル「あとは……何よりも杉田智和ですよ! 役名もそのまま『スギタ教官』っていうのがね! この作品の大ファンだから出演が決定したんでしょ?」
主「全く違和感がなかった……というか『こんなキャラいなかったっけ?』と思ったほどだったわ。杉田智和のうまさも当然あると思うけれど、キャラクター性もいて当然のものだったし、内容にもあっていたし、よかったよ。まあ、声優補正が強くかかっているけれどね」
3 続編もあるのか!?
カエル「でも、完全新規で見に行くということは、あまりオススメできないかな」
主「最初にテレビシリーズの流れを字幕で説明する上に、ラストバトルをやってくれるけれど、正直それだけで理解できるとは思えない。
だからその意味では明確にファン映画ではあるんだよ。この映画だけを見ても、多分雰囲気とか、好きか嫌いかぐらいしか理解できない。
でも、逆に入門編として見ちゃうのもありかもね。テレビシリーズを見るよりもお手軽だし」
カエル「あとは、上映終了後のボイスドラマパートも斬新だったね」
主「あそこはシュールだったなぁ……映画館で静止画を見ながら音声ドラマを聞くというのが何とも言えなくて……
面白い試みだし、内容も良かったし。あれ、多分変わっていくんでしょ? ファンなら劇場に通い詰めちゃうかもね」
カエル「で……やっぱりこれ、続編あるよね!?」
主「じゃなかったらこの終わり方にしないでしょ。時間もそこまで長くないし、正直『あと一波乱あるのかな?』と思っていたところで終わったから、これでお終いっていういうのはさすがにないと思う。
漫画版もまだ連載中だっけ? 結構長いプロジェクトだよね。根強い人気もあるだろうし、この映画版次第なんだろうな」
カエル「キャラクターもいいから、もっと見ていたいね!」
最後に
カエル「でも最近こういう『あの時にヒットした作品が今劇場へ!』という作品が多いけれど、主は他に何の映画が見たい?」
主「そうだなぁ……まあ、別に何でも好きだけど『プラネテス』とかはちょっと見てみたいかな。劇場向けではないけれどさ。
あとは『ガンソード』だったら中編をひとつ作れるんじゃない?」
カエル「谷口悟朗大好きだしね」
主「あとは当然ナデシコもそうだし、ファフナーもあるし、続編が決定しているけれどフルメタも見たいね」
カエル「こう考えると結構ロボットアニメも良い作品がたくさんあると思うけれどね」
主「荒れるかもしれない作品だと……個人的には実写化してほしん作品があるんだよね。ロボットじゃないけれど、実写向きで少しは話題になりそうなやつ」
カエル「? なんだろう? 少女漫画とか?」
主「……げんしけん。
主人公を神木隆之介にしてさ、芸人とかを交えながら、リアルなおたくライフを描けば、ある程度低予算で切るだろうし、面白いものが……!」
カエル「あ〜、賛否荒れそうだからここで締めるよ!」
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