物語る亀

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物語愛好者の雑文

<良作>『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』ネタバレ感想&評価 バランスに優れた作品!

 

今回は『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』の感想記事になります!

 

この冬の大注目作品じゃな

 

ポスター画像

(C)尼子騒兵衛/劇場版忍たま乱太郎製作委員会

 

カエルくん(以下カエル)

 

アニメファンでは注目していた人も多いタイトルではないでしょうか?

 

亀爺(以下亀)

その期待にしっかりと応えてくれる作品になっていたの

 

カエル「それでは、早速ですが感想記事のスタートです!」

 

 

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  • Xの短評
  • 感想
    • 原作や忍たまの持ち味を活かしながら映画化
  • 今作の魅力
    • 魅力① 大人向けと子ども向けのバランス
    • 魅力② リアリティのある映像表現たち
    • 魅力③ 過酷な室町の民の視線から描く
    • 魅力④ 忍びだからこその戦い方
    • 魅力⑤ 親世代と子世代で異なる視点
    • 最後に

 

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『ダンダダン』1期感想と考察〜スタッフと作品の魅力に焦点を当てる〜

 

今回は『ダンダダン』のTV第1期の感想記事になります!

 

とても面白い、いいTVアニメじゃったの

 

呪いの家へレッツゴー

 

カエルくん(以下カエル)

どうせ途中で辞めるから各話解説をしなくなったけれど、それをしてもいいくらいに毎回魅力が詰まっている作品だったね!

 

亀爺(以下亀)

演出・作画の魅力が画面いっぱいに出ている作品であったからの

 

カエル「今回はスタッフを中心に語っていきますので、そちらに興味がある方はぜひ楽しんでください。

 それでは、感想記事のスタートです!」

 

 

 

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  • Xの短評
  • 感想
  • サイエンスSARUの歴史
    • 湯浅政明への挑戦
    • 新たなる才能を迎え入れた2020年以降のサイエンスSARU
  • 山代風我監督について
    • 山代風我監督の登場
    • 山代風我監督の成長
  • その他のスタッフや印象に残った話について
    • 7話の衝撃
    • OP、EDの魅力
    • 物語について
    • 最後に

 

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映画『ロボット・ドリームズ』ネタバレ感想&評価 日本と欧米の孤独の感覚の違いが如実に出た?

 

今回は『ロボットドリームズ』の感想記事になります!

 

話題のヨーロッパアニメーションじゃな!

 

(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

 

カエルくん(以下カエル)

TVとかでも特集されているのも見たよね

 

亀爺(以下亀)

ヨーロッパアニメーションがこれだけ話題になるのも稀有なことじゃし、とても良いことじゃな

 

カエル「それでは、記事を始めていきましょう!

 

 

 

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  • 感想の前に〜今作のヒットについて〜
  • 感想
    • 個人的な感想として
  • 以下ネタバレあり
  • 欧米の感覚と日本の感覚
    • ロボットをどのように解釈するか
    • ロボットは量産品か? ワンオフか?
    • 最後に

 

ChatGPTによるこの記事のまとめ

  • 映画はスペイン・フランス合作のヨーロッパアニメーションで、小規模公開ながら話題で上映館数が拡大し、アニメーションの質や背景描写が高く評価されている。キャラクターの個性やNYの生活感が映像を通じて鮮明に伝わり、人混みの中での孤独感も丁寧に表現された感動作。

 

  • 映画のテーマである孤独感への共感は個人差が大きく、犬の孤独や連帯感への渇望は欧米のパーティ文化やアウトドア志向が背景にあり、日本の「おひとり様文化」とは対照的。共感する人には深く刺さるが、感情的に合わない場合はテーマが伝わりにくい面がある。

 

  • 映画のロボットは友人、恋人、または特別な存在として解釈されるが、量産品でもある点が感情移入を難しくしている部分がある。無機物への執着や愛情をどう捉えるかは人それぞれで、犬の孤独感やロボットへの感情が共感できるかが今作を楽しむ鍵。共感できれば心に残る作品となる。

 

 

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<辛口>映画『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』ネタバレ感想&評価! アニメーションの変換がうまくいっていない?

 

今回は『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』の感想記事になります

 

いよいよモルカーの新作映画が公開されたの

 

PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX ぷい!ぷい!MAX!

 

カエルくん(以下カエル)

先に言っておきますが、今回は辛口の記事となるので、褒め感想を読みたい人にはオススメしません

 

亀爺(以下亀)

それから、この記事はアニメーションの特性などについてほぼ語っている記事になるぞ

 

カエル「結構特殊な記事になると思いますが、読んでいただけると幸いです。

 それでは、感想記事のスタートです!」

 

 

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  • Xの短評
  • 感想
  • アニメーションの特性の違い
    • アニメーションの種類のおさらい〜アニメとアニメーション〜
    • アニメーションの種類のおさらい〜パペットアニメーションとCGアニメーション〜
  • アニメーションの変換の難しさ
    • パペットアニメーションとCGアニメーション
    • パペットアニメーションの特徴
    • CGアニメーションの特徴
  • パペットアニメーションとCGアニメーションの相性の悪さ
    • 違い① 見た目の違い
    • 違い② 動きの違い
    • 違い③ 人物などのキャラクターの違い
    • 違い④ 短編から長編へ〜セリフの問題〜
    • 違い⑤ 物語面について
    • 結論〜練り込み不足と制作を急ぎすぎた?〜

 

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<短評>映画『モアナと伝説の海2』ネタバレ感想&評価! 主張を排して神話へと回帰したミュージカル映画

 

今回は『モアナ2』の簡単な感想記事になります!

 

うちとしては短めの記事となっておるぞ

 

モアナと伝説の海2 (オリジナル・サウンドトラック/US版)

 

カエルくん(以下カエル)

先に言ってしまうと、そこまで語ることも多い作品ではないという評価ですね

 

亀爺(以下亀)

その分、多くの観客が楽しめそうな気がするの

 

カエル「それでは、感想記事のスタートです!」

 

 

 

 

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  • Xの短評
  • 感想
    • 神話への回帰
    • 現代の神話としての創作

 

ChatGPTによるこの記事のまとめ

  • 今作は癖が少なく、多くの人に受け入れられる内容で、特に映像美や自然描写が魅力的。ディズニーの高い技術力が光り、娯楽性の高いミュージカルパートも楽しめる。
  • 『モアナ2』の物語は神話的な要素を強調しつつ、主張を抑えたシンプルな構成が特徴。ポリネシア文化を尊重した舞台設定が神話に近づいた印象を与え、ミュージカルや映像美が際立つ仕上がりとなっている。一方で個性やメッセージ性が薄く、記憶に残りにくい作品とも言える。

 

 

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<考察>映画『正体』ネタバレ感想&評価 今作が示した解釈の幅の広さの”正体”を考える

 

今回は映画『正体』の感想記事となります!

 

この短いタイトルは検索する時大変なんだよなぁ

 

正体 (光文社文庫)

 

 

カエルくん(以下カエル)

今回の記事はかなり独特な記事となっています

 

この映画自体が、かなり解釈を問う映画になっているからね

 

カエル「どうだろう……手前味噌な話だけれど、公開して3日目でこの解釈とこの文章が登場するのは、独自性が高くて価値があると受け取られるような記事であると思うけれど……ただ、それが賛同されるかはわからないかな」

 

主「いろいろな複数の解釈を載せているので『あなたの解釈はどのタイプ?私は鼻から』って感じで気軽に読んで貰えばそれが1番かもね」

 

カエル「ネタバレありパート以降は、本当に遠慮なしにネタバレしているのでご注意ください。

 それでは、感想記事のスタート!」

 

 

 

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  • Xの短評はこちら
  • 感想
    • 映像面について
    • 藤井監督の過去作を踏襲する作品
  • 以下ネタバレあり
  • 解釈1 酷評するパターン〜作品の悪意に無自覚だった場合〜
    • テーマと描写の乖離
    • 映画で象徴的な場面
    • 過去作とのつながり
  • 解釈2 絶賛するパターン〜作品の悪意に自覚的だった場合〜
    • 今作で重要な3つの事件
    • 今作の3つの構成と各事件の類似点
    • 重要なAさんの存在
  • 『物語る亀』の悪意ある解釈
    • 悪意解釈① 今作のテーマと資本関係
    • 悪意解釈② 映画の特性と藤井監督の作家性
    • 『正体』という映画の正体とは
  • それでも疑いようの少ない真実
    • この映画の真のテーマとは?
    • 最後に

 

 

ChatGPTによるこの記事のまとめ

  • 本作は藤井道人監督の高い映像表現力が光り、『新聞記者』や『デイアンドナイト』を踏襲し、社会派テーマやキャラクターの葛藤、矜持を描いている点が特徴。作品としての完成度は高く、評価は観客の感性や解釈に委ねられる映画といえる。
  • 「情報だけで人を判断してはいけない」というテーマを掲げるが、犯人の描写が一面的で、主人公が後半になるとルックスにより善良に見える演出を問題視している。のルッキズム的演出が無自覚ならテーマ性に矛盾を感じ、激しく批判せざるを得ない。
  • 実際の逃亡犯や社会問題を反映しており、テーマ性や社会的問いを深める作品として解釈できる。
  •  映画『正体』の本質は、多面的な視点で「情報」による人の印象操作を問い、評価も解釈によって異なる多義性にある。視覚表現や物語構造を駆使して観客を惑わせ、その真のテーマやメッセージを探るよう促している。

 

 

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映画『羅生門』感想・考察&解説 小説の原作を映画に脚色するということ

 

……最近、また更新が止まってしまったねぇ

 

語ることがないからねぇ

 

羅生門 デジタル完全版

 

カエルくん(以下カエル)

いつも通りやる気の問題もあるけれど、語りたくなる新作が少ないというのもあるのかなぁ

 

こういう時は、旧作を扱うべきなんだろうけれどね

 

カエル「そうなると、何について語るの?

 やっぱりアニメ?」

 

主「そうだなぁ……割と語りたいのは洋画ならばチャップリンとビリー・ワイルダー、邦画ならば黒澤明だけれど、これらの大御所は今更自分が語ってもなぁ……という気持ちはあるのも事実。

 じゃあ……”脚色”という観点から、黒澤明の『羅生門』について語ってみようか」

 

 

 

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  • 映画『羅生門』は最高の”脚色”の教科書
    • 脚色とは?
    • 原作そのままは良い脚色?
  • 映画と小説の大きな違い
    • 小説『羅生門』と『藪の中』
    • 小説とカメラの人称の違い
  • 映画『羅生門』が果たした見事な脚色の具体例
    • 3つの場面で構成された映画
    • 徹底した三人称・客観した視点の検非違使
    • 一人称・主観となる各人の回想
    • 目撃した男の証言は真実か?
    • 羅生門の場面の視点
  • なぜ今作は『羅生門』なのか?
    • 小説『羅生門』のテーマと映画『羅生門』のテーマ
    • 映画のラストについて
  • まとめ〜見事な脚色とそれ以外の魅力〜

 

 

ChatGPTによるこの記事のまとめ

  • 映画『羅生門』は芥川龍之介の小説『藪の中』を基に、異なる視点で語られる事件を映像化する際の課題に挑んだ作品。小説の一人称視点を、映画特有の三人称視点や映像表現で再構築し、異なる媒体の特性を活かした見事な脚色を評価している。

  • 映画『羅生門』は3つの場面で構成され、羅生門の場面は客観的な現在進行形、検非違使の場面は三人称の冷静な視点、各登場人物の回想は一人称の主観的視点で描かれる。視点の違いを巧みに映像化し、真実が曖昧で多面的な物語を映像表現に落とし込んだ名作。

  • 芥川龍之介の『羅生門』と『藪の中』を融合し、人間の浅ましさや真実の曖昧さを描き出した。ラストの赤子を抱く場面は希望を象徴しつつも真実は曖昧で、娯楽性と哲学性を兼ね備えた名作として語り継がれている。

 

 

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