今回は映画『正体』の感想記事となります!
この短いタイトルは検索する時大変なんだよなぁ
カエルくん(以下カエル)
今回の記事はかなり独特な記事となっています
主
この映画自体が、かなり解釈を問う映画になっているからね
カエル「どうだろう……手前味噌な話だけれど、公開して3日目でこの解釈とこの文章が登場するのは、独自性が高くて価値があると受け取られるような記事であると思うけれど……ただ、それが賛同されるかはわからないかな」
主「いろいろな複数の解釈を載せているので『あなたの解釈はどのタイプ?私は鼻から』って感じで気軽に読んで貰えばそれが1番かもね」
カエル「ネタバレありパート以降は、本当に遠慮なしにネタバレしているのでご注意ください。
それでは、感想記事のスタート!」
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- Xの短評はこちら
- 感想
- 以下ネタバレあり
- 解釈1 酷評するパターン〜作品の悪意に無自覚だった場合〜
- テーマと描写の乖離
- 映画で象徴的な場面
- 過去作とのつながり
- 解釈2 絶賛するパターン〜作品の悪意に自覚的だった場合〜
- 今作で重要な3つの事件
- 今作の3つの構成と各事件の類似点
- 重要なAさんの存在
- 『物語る亀』の悪意ある解釈
- 悪意解釈① 今作のテーマと資本関係
- 悪意解釈② 映画の特性と藤井監督の作家性
- 『正体』という映画の正体とは
- それでも疑いようの少ない真実
- 本作は藤井道人監督の高い映像表現力が光り、『新聞記者』や『デイアンドナイト』を踏襲し、社会派テーマやキャラクターの葛藤、矜持を描いている点が特徴。作品としての完成度は高く、評価は観客の感性や解釈に委ねられる映画といえる。
- 「情報だけで人を判断してはいけない」というテーマを掲げるが、犯人の描写が一面的で、主人公が後半になるとルックスにより善良に見える演出を問題視している。このルッキズム的演出が無自覚ならテーマ性に矛盾を感じ、激しく批判せざるを得ない。
- 実際の逃亡犯や社会問題を反映しており、テーマ性や社会的問いを深める作品として解釈できる。
- 映画『正体』の本質は、多面的な視点で「情報」による人の印象操作を問い、評価も解釈によって異なる多義性にある。視覚表現や物語構造を駆使して観客を惑わせ、その真のテーマやメッセージを探るよう促している。
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