物語る亀

物語る亀

物語愛好者の雑文

『劇場版ハイスクール・フリート』ネタバレ感想&評価! ハイフリらしさもあり悪くはない……という評価が先に出てしまう作品に

 

今回は『ハイスクールフリート』の劇場版の感想記事になります

 

 

 

テレビシリーズも急いで見たからな

 

カエルくん(以下カエル)

「リアルタイムで観ていませんでしたが、今回に備えて履修したという形になっています」

 

「その結果が記事にも出るといいなぁ」

 

 

カエル「それでは、早速ですが記事のスタートです!」

 

  • 感想
  • テレビシリーズ版について〜吉田玲子の手腕が光る〜
    • テレビシリーズの上手さ①〜多くの女子キャラクターを活用する〜
    • テレビシリーズの上手さ②〜説明台詞とキャラクターの魅力のバランス〜
  • 今作の欠点〜軍事オタクが脚本を担当する難しさ〜
    • 全体のバランスとラストの持っていき方の問題

 

 

続きを読む

映画『リチャード・ジュエル』ネタバレ感想&評価! イーストウッドの政治的偏向も垣間見える問題作!

 

今回はクリント・イーストウッド監督の最新作『リチャード・ジュエル』の感想記事です! 

 

 

 

これは語りたいことが山盛りだわ……

 

カエルくん(以下カエル)

「現代を生きる伝説ということもありうちのブログではおそらく最も語っている監督です」

 

「自分は……アニメ映画を抜けばイーストウッド監督作品を1番観ているのかもしれないな。作品数が多くて、今でも早撮りということも鑑賞しているし」

 

カエル「生ける伝説は今回はどのような作品を撮ったのでしょうか?

 それでは、記事のスタートです!」

 

 

この記事の概要をまとめると

  • 日本でも経験のある、メディアリンチの恐ろしさを描いた問題作
  • イーストウッドの政治的スタンスがよくでた作品に
  • 現代のハリウッドの流れに中指を立てる作品
  • ただし、偏向しているために、疑った方がいい映画かも…

 

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • メディアの暴走を考える~日本も人ごとでいられない事件~
    • 個人的に人ごとではないポール・ウォルター・ハウザーの名演技
  • 以下ネタバレあり
  • イーストウッドの過去作と傾向について
    • ”白人の歴史”を体現してきたイーストウッド
    • リバタリアンとしての側面が強く出た作品
    • 近年の作品の集大成?
  • ハリウッドの現在に喧嘩を売るイーストウッド
    • 近年のハリウッドの”暴走”
    • 本作の最大の敵”マスコミ”
  • 危険な映画である『リチャード・ジュエル』
    • キャシー・スラッグス記者への誹謗中傷〜過剰な演出の意図を考える〜
    • 賛否が別れなければおかしな映画
    • まとめ

 

続きを読む

『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』ネタバレ感想&評価! 大人たちの狂気の世界と子供たちの思い

 

今回はテレビアニメ・総集編とへていよいよ劇場版が公開された『メイドインアビス 深き魂の黎明』の感想記事です!

 

 

 

1月公開のアニメ映画では1番の期待作!

 

 

カエルくん(以下カエル)

「テレビシリーズの超クオリティも凄かったけれど、劇場版になってどのような映像表現が飛び出すのか、期待大だよね!」

 

「総集編なのに映画館で見ても一切違和感がなく、特に後編は1作の映画としても楽しむことができた驚愕の作品だったな」

 

カエル「そんなメイドインアビスの新作はどのような作品だったのか、それでは記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • ”冒険”を重ねる映像美に拍手を
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 序盤でアビスの物語を語りきる手腕
    • 親子関係で描かれるアビスの物語
    • ボンドルドへの個人的な不思議な思い 
    • リコたちが”子供”だからこそ進めるアビスの世界
    • 最後に

 

続きを読む

アニメ映画『音楽』ネタバレ感想&評価! 全編ロトスコープである本作が成功した要因の素人考察

 

今回は世界でも高く評価されたアニメ映画『音楽』についての記事になります!

 

 

 

 

ちょっと独特なルックの作品ではあるよね

 

 

カエルくん(以下カエル)

「一足お先に新千歳空港国際アニメーション映画祭にて、長編コンペディションに日本代表みたいな形で入っていたために見ました」

 

「その意味では、劇場公開版とは多少違うらしいです。

 なお新宿武蔵野館では公開初週の土日は全回満席らしく、ヒットしていて嬉しいね!

 

カエル「ちょっと期間が空いたから記憶を蘇らせながらの感想になりますが、色々と……現代のアニメとの比較とか、語り口が幅広い作品でもあるので、純粋な作品評とは違うかもしれませんが、お楽しみください。

 では、記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
  • ロトスコープについて
    • ロトスコープとは何か?
    • リミテッドとロトスコープの相性の悪さ?
    • ”実際の動き”と”空想の動き”の相性
    • 日常の動きに宿るロトスコープの違和感
  • 今作のロトスコープが成功した理由とは?
    • 動きの違和感が発生しない作品
    • ”ロックの初期衝動”を完璧に描写した作品へ
    • 最後に

 

 

続きを読む

映画『カイジ ファイナルゲーム』ネタバレ感想&評価! 少しは期待しただけに、シリーズ最低の出来に唖然としてしまう…

 

今回は原作もスピンオフが作られrほど大人気な作品『カイジ3 ファイナルゲーム』の感想記事になります!

 

 

 

 

8年ぶりくらいになる作品じゃな

 

 

カエルくん(以下カエル)

「むしろ実写映画が公開された2010年頃から考えると、カイジ人気は高まる一方でギャンブル漫画の代表格みたいになったけれど、実写映画は久々なんだね」

 

 

亀爺(以下亀)

「豪華役者陣の事情もあるのかもしれんの。みんな売れっ子なのに加えて、一部キャストは当時と立場が大きく異なるから、作品作りができんかった事情もあったりなかったりするのかもしれんな」

 

カエル「ちなみに、今回は原作未読、映画は1、2を観た上での感想になります!

 予めご了承ください」

亀「ということで、記事を始めさせてもらおうかの」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • カイジ 1、2の評価について
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • カイジ3の欠点
    • ① 注目キャラクターの不在〜誰が主役なのか?〜
    • ② 説明しすぎな物語
    • ③ 壮大すぎる設定

 

続きを読む

映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレ感想&評価! 大絶賛の嵐も納得も、韓国映画の苦手な部分もちらほら……

 

今回は話題騒然の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の感想記事です!

 

 

 

先行上映で鑑賞しました

 

 

カエルくん(以下カエル)

 「先に語っておきますが、今作は『ネタバレ禁止令』が出ていますが、記事の性質上どうしても触れなければいけない部分もあります。

 だから、お話の展開には極力触れないようにしながら語っていきます」

 

「いつも通りのやり方ですね。

 なるべく真っさらな状態で見て欲しいかな」

 

カエル「色々なご意見があるでしょうが、内容の直接のネタバレ、あるいは展開をバラす意図はないとご了承ください。

 それでは……感想記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • ”どんでん返し”を煽りすぎ? な映画
  • 作品の見どころについて
    • 本作の巧さ① 空間の見せ方
    • 本作の巧さ② 娯楽性優先の物語
    • 本作の巧さ③ 巧さを感じさせすぎないように”外す”見せかた
  • 以下ネタバレあり
  • 本作の違和感
    • 韓国映画のエンタメ性
    • 終盤の展開への疑問
    •  成功者は恨まれる対象なのか?
    • まとめ

 

 

続きを読む

ドキュメンタリー映画『さよならテレビ』 ネタバレ感想&評価! この映画が提示する”テレビの今”を考える

 

皆さま、あけましておめでとうございます

 

 

 

おめでとうございます

 

おめでとうございます

 

 

カエルくん(以下カエル)

「本年も映画やアニメ作品などの感想を中心にいろいろと語っていこうと思いますので、ご贔屓のほどを宜しくお願い致します」

 

亀爺

「今回は2020年最初の映画レビューということで、1月2日公開され、2019年最初に上映された『さよならテレビ』の話をしていくぞ」

 

 

カエル「新年1発目はドキュメンタリー映画からのスタートになります。

 とは言っても、新年最初というだけが理由ではなくて、うちでも2017年に高い評価をした『人生フルーツ』『ヤクザと憲法』などの傑作を生み出している東海テレビということもあり、非常に楽しみにしている作品でもあります!」

亀「というわけで、感想記事を始めるとするかの」

 

  • 作品紹介
  • 感想
    • 見事なエンタメ力を発揮した構成能力
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • キャラクター性バツグンの3人組
    • 本作のテーマと演出と”テレビ感”
    • 東海テレビの大きな問題の描きかた
    • 本作が持つ構造が描き出した”問い”
    •  最後に

 

 

続きを読む