物語る亀

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物語愛好者の雑文

世界のアニメーションと日本のアニメ〜新千歳空港国際アニメーション映画祭で見てきたもの〜

 

 

 

それでは、新千歳空港で行われていた新千歳空港国際アニメーション映画祭の記事です!

 

今回、突発的に参加したけれどいい映画祭だね

 

カエルくん(以下カエル)

「ちなみに、無謀なことに当日に旅行券を買い、ホテルなどの予約もせずにホテルへ向かうという暴挙をおかしています」

 

まあ、なんとかなるっしょ!

 空港券も少しは高くなっているけれど、羽田ではなくて成田からいくことで、比較的安く買えたし。

 ホテルも札幌まで出ればネカフェもあるし、どうにかなるよ。実際新千歳空港に併設している温泉施設が最高で、そこで宿泊費を安く抑えることもできたし」

 

カエル「……飛行機のチケットくらいは事前に買ってもよかったんじゃない?」

主「残念ながら、予定日だった金曜日にはどうしても行きたい試写会があってね……当選発表がギリギリだったから、それで航空券が買えなかったんだよね。結局落選したから、心置きなく新千歳にいったんだけれど。

 でも突発的な旅行も楽しいし、快適だよ。

 Twitterのフォロワーさんも何人か来ているようだし、アニメ(ーション)ファンに注目の高い行事というのがよくわかったよ」

 

カエル「……まあ、本人がそれでいいというならいいか。

 というわけで、新千歳空港国際アニメーション映画祭の感想などを始めましょう!」

 

  • なぜそれほど注目を集めるのか?
    • 映画祭の主役、短編アニメーションについて
    • 長編コンペディションのラインナップがすごい!
    • ゲストが超豪華! あの有名監督が次々と登場!
  • 今回のテーマ〜日本の長編作品を考える上での注目点〜
    • 日本の商業作品の新たな楽しみ方
    • 見えてきた課題〜良くも悪くもガラパゴス化する日本〜
    • まとめ

 

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映画『ヴェノム』ネタバレ感想&短めな評価! 新たなスタートを切る作品がこれでいいの?

 

 

今回は新たなアメコミヒーロー? であるヴェノムのお話です

 

日本でもすっかり有名になったよね

 

カエルくん(以下カエル)

「あれ、そんなにアメコミに詳しかったっけ?」

 

「ほら、るろうに剣心の縁編に出てきたやつとかさ」

 

カエル「あれは違う! むしろ和月先生が参考にしたの!」

主「じゃあ、ほらあれだ。『血界戦線』でも出てきたじゃない。まったく同じようなのが……」

カエル「それもこのヴェノムを真似したの!

 あそこまでいくと隠す気もさらさらなくて、むしろこっちが戸惑うほどだけれど!」

 

主「ほえ~、あれはオリジナルじゃないんだ」

カエル「むしろ、元ネタがヴェノムだと知らないことがびっくりだよ……

 まあ、でもそれだけ多くの日本の作品でも参考にされているということで、知名度もそれなりに高いんじゃないかな?

 今回は、そんなヴェノムの記事をスタートです!」

 

  • 感想
    • 今作の扱いについて
  • ここからヴェノム批判
    • 本当にダークヒーロー?
    • 新しいシリーズ? の1作目として
    • まとめ

 

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映画『ビブリア古書堂の事件手帖』ネタバレ感想&評価! 小説に関する映画だからこそできる演出がいっぱい!

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(C)2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

 

大ヒット小説シリーズの劇場版作品が公開です!

 

テレビドラマとはキャストも一新したんだね

 

カエルくん(以下カエル)

「結構流行ったよねぇ。それこそ、小説を買って読んでしね」

 

「あの装丁を見た瞬間に『あ、これ売れるんだろうな』ってはっきりとわかったよ。

 実際その通りに売れたし……アスキーメディアワークス文庫最大のヒット作だしね」

 

カエル「ラノベ作家だった三上延の代表作だもんね。

 本作も確かにラノベらしさも残しつつ、一般小説として多くの人に受け入れられる作品に仕上がっているね

主「本好きにはたまらない知識なんかも多くて、流行るのもよくわかるよ。

 自分は1巻しか読んでないし、だいぶ前の知識だからほぼ初見みたいなものだからほとんど忘れちゃったなぁ……

 映画もいい感じに初見のように楽しめるかな?

 では、感想記事を始めましょう!」

 

  •  感想
    • 三島有紀子監督について
    • キャストについて
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 小説の物語として
    • 作中で生じた違和感
    • 小説らしい演出が色々と
    • そのほか、多くの文学作品と絡めた演出
    • 映画としての面白いポイント
    • まとめ

 

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『映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』ネタバレ感想&高評価! これが世界最先端の物語作品だ!

 

いよいよ、初めてのプリキュア映画に手を出す時が来たんだね

 

……ドキドキするよ

 

カエルくん(以下カエル)

「本作は10月公開の中でも1番注目をしていましたが、やはり女児先輩たちのことを考えると朝の時間帯に鑑賞するのは控えて、レイトショーで観ました」

 

「いつもは『ドラえもん』などは子供達の反応を見ながら映画も楽しむけれど、さすがに女児向けアニメは通報されたくないし。

 隣に座ったら、親御さんから警戒されそうだしね」

 

カエル「そんなバカな……と言いたいけれど、ご時世ですから。向こうはこちらのことを知らないわけで、ただの女児向けアニメ映画を一人で見に来ている大人というだけで警戒心マックスだしね」

主「でもレイトショーで大きなお友だちがたくさんいたよ。

 プリキュア人気、恐るべしだわ。

 ちなみに自分はプリキュアはにわかもいいところで『スイートプリキュア』と『スマイルプリキュア』しか観たことがありません。

 映画自体も初です

 

カエル「さすがに初代くらいは観ておいたほうがいいかな、と思いつつも、長いからなかなか手が出せないというね」

主「でも、そのわずか2作品でも人気の理由はとてもよくわかった。

 特に『スマイルプリキュア』は今でも人気のあるタイトルだけれど、あの当時年間でも1番面白かったアニメかもしれない。

 じゃあ、そんな人が今回のプリキュアを観たらどんな反応をするのか……

 感想記事のスタートです!」

 

  • 作品紹介・あらすじ
  • 感想の前に〜HUGっとプリキュアの評価について〜
  • 映画の感想
    • 子供向け作品として
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 育児の物語として〜HUGプリの不満点〜
    • 映画が描いた育児のストレス
    • 近年の実写映画と比較して
  • 敵への接し方と15年の描き方
    • 15年の重み
    • HUGプリの敵について
    • 敵役に対するはなの眼差し
    • 子供向けアニメ映画としての力強いメッセージ性
    • 子供達への大きな配慮
    • 本来ならば危ない描写
    • まとめ

 

 

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映画『オズランド』ネタバレ感想&評価 思ったよりも良作! キャスト、スタッフがうまく魅せたお仕事版”オズの魔法使い!”

 

 

今回はテーマパークをモチーフとした作品を紹介します!

 

期待していいのかどうかよく分からない作品じゃな

 

カエルくん(以下カエル)

「もうちょっと言い方を……と思いつつも、そこまで注目はされていない印象かなぁ」

 

亀爺(以下亀)

「普段であれば、あまり観にいいかんかもしれんが、評判が悪くないのでものは試しといってみたの」

 

カエル「あとは大好きな橋本愛ちゃん目当てという邪な感情を抱えつつね」

亀「実はブラック企業と社畜を賞賛するような映画になっていました! とかでなければいいが……

 では、感想記事のスタートじゃ」

 

  • 感想
    • 本作の上手さ
    • 役者について
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • オズの魔法使いの影響
    • 小道具の使い方
    • ラストの展開について
    • 欠点として
    • まとめ

 

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映画『旅猫リポート』ネタバレ感想&評価! ハマる人にはハマるだろうけれど……コトリンゴの音楽の素晴らしさが際立ってしまった作品

 

 

泣けると評判の映画のレビューです

 

有川浩、脚本まで書くんだね

 

カエルくん(以下カエル)

「色々と幅広い作家だよね」

 

「基本的にはなんでも書くし、なんでもやるんだから化け物みたいな作家ですよ」

 

カエル「では、その大人気作家が直接脚本を書きおろす作品ははどのような作品に仕上がっているのか、楽しみに鑑賞しましょう!」

 

  •  作品紹介・あらすじ
  • 感想
    • 原作者の有川浩について
    • 役者について〜高畑充希と猫の演技〜
    • 他の役者の演技
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • 三木監督の特徴として
    • 無神経に感じられた2つの描写
    • 映像と物語のちぐはぐさ
    • 猫と月の対比〜本作が描いたメッセージとは?
    • 最大の魅力、コトリンゴ
  • まとめ

 

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Netflix映画作品『人狼』ネタバレ感想&評価 韓国実写版はエンタメ性には優れているもの、人狼の魅力を活かすのは難しかったか?

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ついに人狼が実写化したね……

 

楽しみなようでもあり、怖いようでもあり……

 

カエルくん(以下カエル)

「最近のNetflixは攻めるね!

 韓国では興行は苦しい思いをしたみたいだけれど、劇場公開していたら日本でもそれなりに苦しい戦いだったかな」

 

「アニメ好きには知られた作品だけれど、あくまでもカルト的な人気の作品だからね」

 

カエル「攻殻機動隊ですらあれだったら、人狼はもっと厳しいよね……」

主「ものすごく評価の高い作品なんだけれどな。

 これを機に、アニメ版を手に取る人が増えたら嬉しいね。

 じゃあ、感想記事を始めましょう!」

 

  •  感想
    • アニメ版の人狼について
    • 人狼を実写化する意味
  • 以下ネタバレあり
  • 作品考察
    • エンタメ作品としてよりわかりやすく
    • 政治劇が減り、わかりやすくなった弊害も
    • 人狼とは何か?
    • ラストについて
    • まとめ

 

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