物語る亀

ネタバレありの物語批評

『ファイアパンチ』 1巻の感想 衝撃な設定が次々と登場!!

カエル君(以下カエル)

「最近、またネットで話題の作品が生まれたね」

ブログ主(以下主)

「ジャンプで発売したファイアパンチね」

 

カエル「結構ジャンプも力を入れて推しているって評判だよね。真偽不明の話だけど、噂では10万部単位でもう発行しているとかなんとか」

主「それだけジャンプ、というか集英社も力を入れているんだろうね。進撃の巨人を逃したこともあったし、今回はジャンプ+の目玉に育て上げる気満々なんだろうな」

カエル「やっぱりWEB上で読めるというのが大きいよね。これでネットを中心に話題になって、口コミで日がつくという流れができそうだし」

主「そうね。そのあたりもおいおい話していこうかね」

 

 

1 登場人物紹介

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 アグニ(左)

 本作の主人公。

 再生の能力を持つ『祝福者』

 小さな頃に村に辿り着き、妹のルナと共に生活している。再生の能力を使って村に貢献しており、平穏な日々を送っていた。

 再生能力は凄まじく、一瞬で腕が生える、首だけになっても生き延びるなどの能力があるものの、不死というわけではないらしい。

 

 ルナ(右)

 アグニの妹。

 兄と同じく再生の能力を持つ『祝福者』であるが、その能力が兄に比べて遅く、腕が生えるまで1時間ほどかかる模様。

 兄と共に雪の中をさまよっているところを村に辿り着き、平穏な日々を送っていた。

 兄に対して依存心が強く、恋愛感情を抱いている。

 

 ドマ

 炎の『祝福者』

 ベヘムドルグという国の軍人で、食料などを失ってしまったために、その調達に村に訪れる。

 国中を氷に包んだ『氷の魔女』を倒すために戦力を求めている模様。アグニも誘うものの、断られてしまう。

 

 他にも奴隷の少年『サン』や、ルナに似た女性、ユダなど、次々と登場する。

 

以下ネタバレ

 

 

2 衝撃的な設定の数々

カエル「まず1話からして衝撃の設定だよね。再生の能力を利用したカニバリズム、近親相姦なんていう色々なタブーがたくさん詰め込まれていて、結構ガツンとくるね」

主「そうね。進撃の巨人とかテラフォーマーズなんかもそうだけど、1話で誰にでもわかる衝撃の設定と、その絶望感というか、雰囲気作りというのは上手いと思う。これだけタブーをよく詰め込んで、それをネットとはいえ商業誌で発表できたなって思うね」

カエル「SQならともかく、週刊少年ジャンプだったら絶対不可能だね」

主「まあ、作者もWJで連載しようとは思ってないと思うけど」

 

カエル「結構ネット上で話題になっているけれど、単行本で読んでどう思った?」

主「ネットで話題になるのはよくわかる。結局、ネット上で話題になる作品というのは、丁寧に一つ一つ展開だったり伏線を回収するような作品ではなくて、馬鹿らしいアイディア勝負の作品が多いからな。

 例えばワンパンマンなんてまさしくそうで、明らかにアンパンマンのもじりだし、一撃でどんな敵でも倒してしまうというのは一発勝負のネタとして非常に面白いと思う。

 それが人気を博して、アニメ化するほどの持続をしたというのは本当にすごいと思う。一発ネタで終わってないということだからね」

 

カエル「やっぱりネットという回転が早くて飽きられやすいメディアでは、どれだけ衝撃的に1話目で掴むかということは大事なんだろうね。つまらなかったら途中でも読むのを辞めちゃうし」

主「ネット媒体ではないけれど、先に挙げた進撃の巨人やテラフォーマーズなんてのはまさしくそうだね。1話目の衝撃度で一気に話題性を作り上げて、そのまま走り抜けた作品群

カエル「ということは、この作品もそのクラスの大ヒット作品になるポテンシャルを秘めているね」

主「……どうなんだろうな」

 

 

3 今後の展開に期待

主「最近、アドセンス広告でもよく貼られている漫画で『善悪の屑』があるけれど、あの手の広告でよく貼られる漫画って、妙にグロテスクなものが多いような気がするわけよ」

カエル「作品にもよるけどね」

主「多分、グロテスクなシーンは誰にでも理解しやすいし、頭に残りやすい。バトル・ロワイアルとかさ、殺し屋1とか闇金ウシジマくんもそうだと思うけれど、こういった作品は特に説明しなくても面白味が伝わってるくるからな。1コマ、2コマとちょっとした煽り文句だけで魅力的だから、ネットでの宣伝にはもってこいだろう」

 

カエル「でも、上に挙げた作品は実写化もしているし大人気作品だよね。それに比べるとどう?」

主「設定はすごいと思うけれど、ここからその設定をどう展開させるかというと、少し難しいのかね。まだ1巻だけだけど、結局この漫画の魅力ってタブーを詰め込んだところにあると個人的には思っている。

 最初にあれだけ強烈なタブーを持ってくると、設定の魅力で釣るのであればその次はもっと強烈なタブーを用意しないと読者は飽きると思う。だから別の面白さ、例えばキャラクターの魅力や作品世界の深さ、メッセージ性、絵や演出の上手さなどを持ってこないと連載としては難しいと思うけれど、その部分はまだ未知数だから今後に期待かな。

 個人的に好きなジャンルではないこともあって辛めの意見になるし、少しやりすぎな感もあるけれど、この手の漫画が好きな人だったら注目作になるのは間違いないし、2016年から2017年にかけてのこの漫画がすごいとかでプッシュされる作品にはなるんじゃない?

 

カエル「まだ1巻だからなんとも言えないところはあるけれど、ビックウェーブを起こす可能性はあるよね」

主「1巻としてみたら十分面白いと思うよ。あとは氷の魔女などのどのようなキャラクターにするか、この後の展開をどうするかかな。注目していきたい漫画だね」

 

ファイアパンチ 1 (ジャンプコミックス)

ファイアパンチ 1 (ジャンプコミックス)

 

 

 

 

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