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物語る亀

ネタバレありの物語批評

漫画『MAJOR 2nd』 5巻までのあらすじと感想 

漫画

カエルくん(以下カエル)

「メジャー2ndも、5巻まで来ていよいよ本格的に面白くなってきたね」

ブログ主(以下主)

「やっぱりサンデーといえばコナンや高橋留美子、今はゲッサンで連載中だけどあだち充とかの大御所組と共に、メジャーも欠かせない作品として記憶に残っているよ。どちらかというとジャンプやマガジンが好きだったけれど、単行本も買っていたしね」

 

カエル「長期連載だから思い入れが強い人も多いだろうね」

主「多くの野球漫画が高校野球編だけとか、プロ野球編のみ連載という作品が多い中で幼稚園からリトルリーグ編や中学、高校野球編を経て、プロ野球引退、そして再起までと長いスパンを描いたからな。『巨人の星』とか単純に長期連載なら『ドカベン』や『あぶさん』と前例がないわけではないけれど、幼稚園、リトルから引退となると異例の作品といってもいいと思う

カエル「その続編にあたる2ndシーズンも中々面白いよ」

主「あの懐かしのキャラがもう一度、という楽しみもあるしな。看板作家が変わらないってのはサンデーとしてどうなんだって思いもあるけれど、やっぱり人気作の続編は強い。最近だとジャンプのボルトもそうか」

カエル「それじゃ、5巻までの感想とあらすじ紹介などをいってみよう!」

 

 

簡単なあらすじ

 前作の主人公、茂野吾郎の息子である茂野大吾もまた、父に憧れて野球を始めるものの、父と全く違い身体能力があまり高くない上に、周囲から父のようなスーパースターになって欲しいというプレッシャーに負けて一度野球をやめてしまう。(技術そのものは十分うまい)

 そのあとはサッカーや勉強もしてみるが長続きせず、結局ゲームばかりを繰り返すような日々。しかし、ある時インフルエンザの流行により代理で選手として出場した際に転校生の佐藤光と出会うことにより、再び野球を始めるのであった。

 しかし、そのポジションは父とは違い、捕手。

 弱肩の捕手ということで難色を示すものの、佐藤寿也のコーチもあり少しずつ成長していく……

 

 

 登場人物

 茂野大吾

 本作の主人公。前作の主人公、茂野吾郎の息子。

 吾郎は身体能力抜群の天才だったが、大吾はそこまで身体能力に優れているわけではない。

 メジャーリーグでタイトルを獲得するほどの父親を持ち、当然のように野球を始めるものの、父の影が偉大すぎて周囲に比較されることに絶望して一度野球をやめる。

 川にミットを投げ捨てるも遠くに投げることができず、帰ってきてしまうほどの弱肩。

 しかし前作の吾郎の相棒であり、ライバルでもある佐藤寿也の息子である佐藤光と出会い、再び野球を始める。

 ポジションは捕手。

 

 佐藤光

 大吾の相棒であり、前作の相棒でありライバルだった佐藤寿也の息子。

 アメリカで生まれて育っているため、考え方がアメリカ寄りであり、野球選手の息子だからといっても野球はしてこなかったため、ルールも知らない素人。

 しかし身体能力は非常に高く、初めて投球をした時も周囲が驚くような剛速球を投げた上に、コントロールなどの微調整もすぐにできる上に、バッティングもうまい天才肌。

 両親が離婚しており、父親とは別れているものの佐藤性を名乗り続けている。転校により群馬へと引っ越すことになるが、父親の助けもあり三船リトルに所属している。

 

 佐倉睦子

 本作のヒロイン(多分)

 一応大吾が初恋の相手だったようだが、プレッシャーに負けて腐っている姿を見て幻滅している様子。しかし再び野球を始めると見直したようである。

 野球には一切興味がなかったようであるが、大吾の後を追うように三船リトルに入団。野球の知識やルールはあまりわかっていないが、こちらも運動神経が良く、佐藤寿也の指導もすぐに吸収する柔軟性を持つ。

 割とサービスシーンが多め(吾郎の姉の泉の次に多い)

 

 

全体の感想

カエル「最近は以前に感想記事をあげた群青にサイレンもそうだったし、捕手が主人公の作品が増えているように思うね」

主「一応名作としてはドカベンがあるけれど、基本的に野球漫画となると主人公は投手になるからな。

 実際、高校野球とかもスターと呼ばれるのは投手が多いだろうし。もちろん、清原とか松井、清宮みたいな野手のスーパースターもいるけれどさ」

カエル「逆に内野手や外野手の主人公はパッと浮かばないね」

主「野球の性質上、仕方ない。野手は守備の時は球が来ないと見せ場がないし、打撃も9人回らないと打席が来ない上に最悪、その主人公との勝負を避ければいいわけだし。

 投手ならライバルとの対決もあるわけだし、主体的に戦うことができる。どうしても野手は相手によるから、受け身になりがちだ」

 

カエル「捕手は他の野手に比べれば物語として作りやすいのかな?」

主「作家で詩人の寺山修司が書いていたと思うが、野球は投手と捕手のキャッチボールに野手という邪魔者が入ることで成立する競技だ。投手と捕手のコンビってのはセカンド、ショートよりも特別なモノを感じさせてくれるんだろうな。そう考えると、バディアクションとしてやりやすいし、面白くしやすいと思う

 

キャラクターの性格付け

カエル「捕手が主人公ということで、大吾の性格付けとかいいよね。頭でっかちでリアリストで、少し捻くれた性格ってまさしく捕手向きで

主「やっぱりさ、捕手ってどことなく捻くれたやつってイメージがあるじゃん。野村克也とか、伊東勤とかさ。現役だと細川とか。守備にも定評がある捕手ほど、陰険で捻くれたイメージがある」

カエル「……いや、古田とか里崎とか、そんなイメージの少ない捕手もいるけれどね。漫画でもドカベンの山田太郎は純粋ないい人だし」

主「捕手は考えることも多いし、『グラウンドの司令官』なんて称されるポジションだから、一筋縄ではいかないわけよ。そこを大吾のデータ好きって設定も含めて、うまく捕手らしい性格にしているなと感じるよ

 

カエル「光もまた投手らしいよね」

主「やっぱり投手はどこか自分勝手というか、唯我独尊なところがあったほうがうまく行くって言うからな。光も結構ズバズバという性格だし、マイペースなところも含めて投手向きだと思う」

 

 

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5巻の感想

カエル「それじゃ、最新刊の感想に入るけれど、やっぱりまずは何と言っても小森の登場だよね! 個人的には吾郎の正捕手は寿くんよりも小森の印象が強いからなぁ」

主「結構長いこと吾郎の相棒を務めたからな。やっぱり出てこないと違和感あるよな。他のキャラクターが比較的年齢の割に若めに描かれているのに、小森だけ明らかにおじさんに描かれているのが少し面白かったわ

カエル「もう40を超えたおじさんだったもんね。薫はまだまだお姉ちゃんって感じで若く描かれているけれど、このふたりが並ぶと同い年って誰も思わないという。漫画やアニメじゃあるあるだけど、少しかわいそうというかなんというか……」

 

主「あとはメジャー恒例の嫌な奴だと思ったらいい奴だった展開とか」

カエル「野球に真剣でひたむきな姿を見せると応援したくなるよね。これから出てきてほしいキャラクターは誰かいる?」

主「ネタバレで5巻以降の登場キャラクターも知っているから、そこは抜くとなるとやはりギブソン一家とか、清水弟とか……あとは川瀬涼子かな

カエル「川瀬涼子はこれから先も出てきてもおかしくなかったほど良いキャラクターだったからね」

主「泉が女子野球の方向に進むならば監督としてとか、そんな形でも良いから再登場を望みたいかな」

 

 

最後に

カエル「いやー、やっぱりなんだかんだ言ってもメジャーは名作だし、続編も楽しみな作品だよね。あとはどこまで描くんだろうね? こっちもメジャーリーグまで行くのかな」

主「そうなると相当長期連載になりそうだな……また10年単位の連載になるけれど、どこまで大吾と光のバッテリーで行くのかなど、面白そうな要素はあるな」

カエル「高校野球編は聖秀か海堂か……海堂が落ちぶれていてって展開も面白いし期待は募る一方だね」

主「次は誰の子供が出てくるのか? そして次のサービスカットは誰か!?」

カエル「楽しみはそこかい!! もういいわ」

 

 

MAJOR 2nd(メジャーセカンド) 5 (少年サンデーコミックス)

MAJOR 2nd(メジャーセカンド) 5 (少年サンデーコミックス)

 

 

 

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