物語る亀

ネタバレありの物語批評

ちはやふる30巻 感想 果たして決勝の相手はどちらに!

 ちはやふるの最新刊、30巻を読み終えたので感想を書いていきます。

 

 30巻の内容は瑞沢高校団体戦の簡単な内容。

 全国大会に団体戦で進出した瑞沢高校の太一を欠いた状態だが、感想戦を取り入れるなどの工夫を凝らすことで順調に勝ち進んでいく。一方、太一はかるたに強くなるため、名人の強さに迫る特集を組むテレビに弟子として出演をすることに。そこには若宮しのぶの姿もあった……

 昨年戦った千葉情報大学を破り、その先の準決勝で戦うのは昨年の決勝戦の相手、名門富士崎高校。そしてもう一方の準決勝は東京のライバル北央学院と、新率いる藤岡東高校だった……

 

 しかし、これはしょうがないこととはいえ、三年に進級して先輩たちがいなくなってしまうとどうしても強者がいなくなってしまった感が拭えない……もちろん千早もクイーン候補であるほど強いし、肉まんくんなどもA級だし、それを言い出したら一年でいいところに行ってしまったことがそもそも……ということにも……

 だが、太一が抜けて先輩達が抜けて、強者感がある団体戦キャラは千早、新、理音ぐらいしかおらず、かといって王者として防衛する側の苦労を描くにしては、あまり苦戦している感がない。団体戦は個人戦と違って強さがバラバラだから単純な強さばかりがフューチャーされるものではないだろうが、太一のいない瑞沢、小粒と言われる富士崎、さらには新参チームの藤岡東に、今まで噛ませになっていた北央……

 うーん、もうちょっと全国大会の強者感が欲しい。

 

 しかし、今回もキャラを使い捨てにしないことに定評のあるちはやふるだけに、今回もサブキャラの掘り下げをしているが、今回はまさかの桜沢先生! 確かにクイーンまであと一歩だったし、名門の顧問という背景も十分、という点においても確かに掘り下げに関してもおかしくない人選だが、意外すぎて少し驚いた。

 あと藤岡東の山本理沙が可愛かった。案外新ってヒロイン候補が多いよな……

 

 さて、気になる決勝の相手だが、どちらになるのだろうか。

 王道でいけば新率いる藤岡東だが、そろそろヒョロくんに活躍の場が欲しいので北央も……どちらにしても相手にして圧倒的な相手ではないから、強者との対決は準決勝の富士崎が最後になりそうな気がする。

 ちはやふるは簡単に勝たないところがまた魅力でもあったが、作者が3年の団体戦を負けさせることができるか。ここからの盛り上がりに期待したい。

 

ちはやふる(30) (BE・LOVEコミックス)