カエルくん(以下カエル)
「今作もまた、試みがすごく面白いね。このコラボは誰にも予想ができなかったんじゃないの?」
ブログ主(以下主)
「ワンピースと歌舞伎のコラボだからな。宝塚で『ベルサイユのばら』の初演が行われた時も、これくらいの衝撃だったのかね」
カエル「結構、挑戦的な試みだよね」
主「それが成功しているか否かは、後々語るとして……まあ、今回は映画版だから、舞台を見に行ったわけではないけれど、大体の雰囲気はわかるよ」
カエル「しかし、最近は古典芸能と漫画やアニメのコラボが続くね。落語だったら『昭和元禄落語心中』や『落語天女おゆい』もあったけれど、歌舞伎は初なんじゃないかな? 少なくとも、歌舞伎を舞台にした漫画やアニメの印象はないね」
主「出雲阿国を主人公や脇に添えた作品ならいくつもあるだろうけれど、歌舞伎をテーマに大ヒットしたという話はあまり聞かないなぁ。
その意味でも、この試みは面白いね。こういうのは大好きよ」
カエル「へぇ……じゃあ、感想記事を始めるよ」
- あらすじ
- 1 ワンピースと歌舞伎のコラボレーション
- 演劇との相性
- ワンピースは歌舞伎である
- 追記 ワンピースは歌舞伎である その2
- 以下ネタバレあり
- 2 練られた舞台
- キャラクターの配置
- 3 心憎い演出と舞台
- 役者について
- 4 ワンピースを上演した意味
- 最後に
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