物語る亀

ネタバレありの物語批評

物語論

アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』はなぜ酷評されてしまうのか? その原因を考察する

カエルくん(以下カエル) 「……打ち上げ花火があまりにも酷評続きだねぇ」 亀爺(以下亀) 「あまりの酷評続きで主は気にしすぎてしまい、ぐったりしておったからの。 『そこまで悪い作品なのだろうか? 自分の感性の問題なのだろうか?』と悩んでおったわい…

牛乳石鹸CM『与えるもの編』感想 このCMこそが映像表現ではないのだろうか?

カエルくん(以下カエル) 「えー、今回は急遽予定を変更しまして、こちらの話題について語っていきたいと思います」 ブログ主(以下主) 「観たい映画もたくさんあるんだけれどなぁ…… 飯田橋で上映している『しゃぼん玉』とか、あとはナチスドイツ関連だと…

物語と戦争〜映画はどのように戦争を語るのか?〜

カエルくん(以下カエル) 「8月15日……今年も終戦記念日が来たね」 亀爺(以下亀) 「様々な思いを抱く人も多いじゃろうな。特に今年は日本周辺が非常にきな臭いことになっておる。 大国も近くにいる日本はなかなか難しい立ち位置にいることは間違いないの」…

君の名は。が大ヒットした理由の考察と、圧倒的なエンタメ性について考えてみた

カエルくん(以下カエル) 「……今回は久々に新作映画はとりあえずほっぽり出して君の名は。について語るのね」 ブログ主(以下主) 「しょうがないじゃん。また見たらさ、それだけでも大きな発見がいくつもあったし、そんな発見があったら書きたくなるし。案…

障害は萌えポイントになりうるのだろうか? 聲の形などが示した未来

亀爺(以下亀) 「ちょっとここで問題になりそうな記事をあげるのじゃな……」 ブログ主(以下主) 「本当は『サクラクエスト』か『放浪息子』かヴィルヌーヴ作品の感想記事を書こうかなぁ、と思っていたけれど、ちょっと興味深い話を見つけたので!」 亀「来…

『アニメ』ってなんだろう? 『アニメ』と『アニメーション』の違いって確かにあるよね

カエルくん(以下カエル) 「今回は『アニメとは何か?』ということを考えていく記事だということだけど……なんでこのタイミングでこのことを語るの?」 ブログ主(以下主) 「やりたいことは他にも幾つかあって、お嬢さんのレビューも書きたいし、もうだいぶ…

キンコン西野の『えんとつ町のプペル』無料公開騒動について思うこと

カエルくん(以下カエル) 「今日が直木賞の発表日だね (恩田陸の『蜂蜜と遠雷』が受賞しました! おめでとうございます!)」 ブログ主(以下主) 「……そうだな」 カエル「なのに、その当日の記事がこれでいいの? まだ5作中1作しかレビューしていないよ!…

江川、石田、井筒の君の名は。と新海誠に対する悪評に関して思うこと

カエルくん(以下カエル) 「2016年の映画界の話題の中心は、よくも悪くも新海誠だったような気がするね」 ブログ主(以下主) 「明らかに邦画、洋画を問わず、実写の映画よりも存在感を示したのがアニメ映画だったしな。シンゴジラもアニメ界に縁の深いスタ…

2016年のアニメ映画の大革命を総まとめ! 監督から鑑賞スタイルまで変化がたくさんありました。

カエルくん(以下カエル) 「結構何回か語ってきたけれど、最後にまとめとしてこのことについて語っていこうか」 ブログ主(以下主) 「やっぱり2016年はいろいろな意味でアニメ映画の変換点だからなぁ……それはもちろん人気監督の変化もあるけれど、制作スタ…

『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン』感想と批評 物語の抱える問題を突きつけた映画!

カエルくん(以下カエル) 「さあ〜て、今回は『映画妖怪ウォッチ』のお話だね」 ブログ主(以下主) 「…………」 カエル「ある意味では僕たちも妖怪みたいなものだから、すっごい人気者になったりして!」 主「…………」 カエル(あ、これ大絶賛か大批判のパター…

『この世界の片隅に』を人に薦めたくなる理由と、ヒットの要因について考察、解説してみた

カエルくん(以下カエル) 「このせか旋風止まらず、だね」 ブログ主(以下主) 「シンゴジラ旋風、君の名は。旋風の次はこのせか旋風か。オタク文化の象徴だったはずのアニメ、特撮がここまで支持されるなんて、一昔前は考えられなかっただろうな。 という…

物語における完成度ってなんだろう? 取捨選択のできている作品とそうではない作品の評価の違いについて考えてみた

カエルくん(以下カエル) 「ねえねえ亀爺。このブログでさ、よく『完成度』って言葉が出てくるけれど、実際完成度ってなんだと思う?」 亀爺(以下亀) 「……まあ、このブログで完成度という言葉を語る際は、映画が良くてテンションが上がっておることも多い…

2016年の映画と震災〜『シンゴジラ』と『君の名は。』と『この世界の片隅に』〜

亀爺(以下亀) 「今回は2016年を代表する映画をまとめて批評するんじゃな」 ブログ主(以下主) 「やっぱりさ、今年の邦画大豊作の中でも『聲の形』も含めて、この4作品は異常だと思うんだよ。 語り方は色々あるけれど……今回は『シン・ゴジラ』と『君の名は…

2016年アニメ映画の革命〜『君の名は。』と『聲の形』と『この世界の片隅に』と〜

カエルくん(以下カエル) 「今回は今年の日本アニメ映画の主役とも言える、3作品を語った記事だね」 ブログ主(以下主) 「やっぱり今年はこの3作品が特に注目を集めた(集めている)からな。あとはプラスして『シン・ゴジラ』もセットで語りたいけれど………

トランプ大統領とポリティカルコレクトネス〜トランプの『暴言』は許されるべきなのだろうか?〜

亀爺(以下亀) 「今回は話題の事柄を扱うのじゃな。久々の雑記というところかの」 ブログ主(以下主) 「初期の頃はこういう記事もよく書いたけれどね。最近は語りたい作品もたくさんあるし、映画批評も増えてきたから、書く必要性があまりなかったけれど、…

文章力のある、なしって何? そもそも文章力ってなんだろう?

亀爺(以下亀) 「今回は感想や批評記事ではないのじゃな」 ブログ主(以下主) 「色々と考えたんだけどね……実は夏アニメでも書いていない感想記事もあるし、西川美和の新作の前に、旧作の鑑賞とレビューとかさ、最近読んだ本の感想とかも書こうかなって迷っ…

聲の形は障害者ポルノなのか?〜物語における障害者の描き方②〜

カエルくん(以下カエル) 「こりゃまた、今回も賛否が分かれそうな、荒れそうな話題をやるんだね」 ブログ主(以下主) 「自分から好き好んで地雷を踏みに行くスタイルだな」 カエル「まあ、確かにネット上で色々と語られているところだし、物語論として、…

『聲の形』と『君の名は。』と〜アニメ文化と映画とメディア〜

カエルくん(以下カエル) 「アニメ作品の快進撃が止まらないね! 君の名は。なんて、興収100億円がほぼ決定的、さらに成績を伸ばしてくるんでしょ!?」 ブログ主(以下主) 「……正直、ここまで伸びるとは全く思っていなかったな。しかも、聲の形も興収2位…

『物語』と『障害者』について考えてみた

カエルくん(以下カエル) 「今回は『聲の形』の公開も近いし、パラリンピックも始まったことも関係して、この話題にしたの?」 ブログ主(以下主) 「そうね……以前から障害と物語の関係性って興味があったネタではあるんだよね。じゃあ、一度それについて書…

宮台真司のシンゴジラ評に異議を唱えてみた

亀爺(以下亀) 「今回もシンゴジラの話題かの。飽きずによく続くのぉ」 ブログ主(以下主) 「それだけ魅力的な話題が多いってことだよね。社会現象と言われるだけのことはあるわ」 亀「今回はおそらく、初めて人の評論の内容に言及していくが……」 主「他の…

シンゴジラという事件〜『シン』が破壊したもの〜

カエルくん(以下カエル) 「シン・ゴジラの勢いが止まらないね!」 ブログ主(以下主) 「そりゃそうだろうな。もう社会現象と言ってもいい作品だし」 カエル「このブログでも相当アクセス数あったもんね。公開初日、2日目に記事をあげたけれど、あの数日間…

『シン・ゴジラ』と『君の名は。』と 〜あの日以降の日本と映画〜

カエルくん(以下カエル) 「今回はなかなか重そうなタイトルだね」 ブログ主(以下主) 「そうね。タイトルだけだとすごく重いことを語ろうとしているように思えるけれど、結局はある種の物語論だからそんなに重いものにはならないと思うよ」 カエル「そう…

庵野秀明について語ろうか(ほとんどエヴァ語り)

ブログ主(以下主) 「今日のお題は何にしようかなぁって迷ったけれど、やっぱりあの衝撃を覚えるとね……ということで、今回は庵野秀明という人間について、個人的に語っていこうと思う」 亀爺(以下亀) 「もう既に語り尽くされている感もある人じゃから、取…

なぜ本を読むのか? その理由を考えてみた

今回の記事は前回書いた記事の続編になるが、この記事だけ読んでも理解できるように書いていく。 一般的に本を読む理由 本は勉強の役にたつ? 勉強と学問 ニュートンのリンゴ 好きだから読む、好きだから書く 本を読む理由 前回の記事はこちら blog.monogata…

本をブログで紹介するならば、小説よりも実用系がいいけれど……

たまにはちゃんとした本のことでもブログに上げようかなぁ……なんて思いながらも、ここ最近はあまり活字を読めていないので、何をあげるか少し悩むような状況である。 昔は年間100冊前後と、まあ本好きだったらそこそこかな? というほどの数を特に選ばずに雑…

物語の作り方〜演劇のメリット、デメリット〜

物語の作り方講座、最近は不定期更新になっているが、書くネタが尽きたわけではないのでご容赦を。 今回は演劇をテーマにメリット、デメリットを語っていきたいが、この演劇という枠の中には舞台演劇のみならず、ミュージカル、バレエ、落語、歌舞伎なども含…

恋愛作品論〜なぜ病気ものが流行るのか?〜

ふと恋愛作品について考える機会があったので、せっかくだからその時考えた結論をブログに挙げていきたい。 当然ながら素人考察だが、結構的を得た評論になる気がしている。 今回の分析はゼロ年代を考えるという一部で盛り上がったブームメントについても考…

物語の作り方〜映画のメリット、デメリットと映画の未来〜

物語の作り方シリーズの更新。 今回は映画のメリット、デメリットについて考えていく。 なお、今回語る映画は『実写映画』に限定していきたい。 1 映画のメリット 表現技法の多さ 表現できるジャンルが広い(条件付き) 情報量が多い 2 デメリット 場所を選…

火ノ丸相撲はなぜ面白いのか、ちはやふると対比して研究と考察した

週刊少年ジャンプで連載中の火ノ丸相撲にあまりにもハマりすぎて、なぜこれほどもまでに面白いのかという考察をしているうちに、ちはやふるとの関連性に気がついた。 今回はそのことについて書いていきながらも、少年漫画的な面白さとは何かということに注目…

ズートピアと響けユーフォニアムから見る、日米のアニメの現状と未来

今週はズートピアと響けユーフォニアという年間ランキング(アニメ部門、映画部門の両方)でも屈指の作品が同時公開された。いい機会なので日米のアニメ分野における現状とこれからについて、考えていきたい。 当然のことながらバリバリの私感なので、突っ込…