物語る亀

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ネタバレありの物語批評

批評記事

映画『千年女優』感想と評論 『虚構』の中に潜む『真実』を暴いた映画

カエルくん(以下カエル) 「今回は今敏の千年女優について語っていくんだね」 ブログ主(以下主) 「ちょっと前に今敏について語った際に、千年女優を語ってみたいなって思ってさ」 カエル「もう何年前の作品だっけ?」 主「2002年公開だから、もう14年前か…

映画『君の名は。』考察&批評 作品タイトルに込められたテーマとは? ※ネタバレあり!

亀爺(以下亀) 「ここからは選手交代じゃ、カエルに変わってわしが担当するぞい」 ブログ主(以下主) 「いや、この記事から読み始めた人が意味不明だから、そういう紹介やめろよ」 亀「最近、わしの出番が少ない気がするからの。評論系の記事で存在感を出…

映画『シン・ゴジラ』の考察と批評、評論 ※ネタバレあり 核と戦争について語った名作!

カエルくん(以下カエル) 「さて、シン・ゴジラの評論記事だけど、少しは落ち着いた? 感想記事の時はあまりに熱すぎて、オタク特有のウザさがマックスだったけれど」 ブログ主(以下主) 「……まあ、熱は冷めてきた。だけど、やっぱり胸に残る感動はすごく…

映画『お熱いのがお好き』感想と評論 ワイルダーのヘイズ・コードとの戦い

私のような映画を観る際は脚本に注目する人間からすると、40年代から60年代付近にかけてのハリウッド映画というものは大好物で、その中でも特にビリーワイルダーは脚本で映画を語るのであれば必ず通らねばならない監督だろう。 今回はその中でも代表作『お熱…

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』感想と考察、そして『愛』の分析 

久々にこの作品を語ってみたいなぁ、と思い立ち記事を書くことにしてみた。 なぜ今更になって『砂糖菓子の弾丸』なのかと問われると、「暴力も喪失も痛みもなにもなかったふりをしてつらっとしてある日大人」になった、今の私だからこそこの作品を読み返す意…

ズートピアと響けユーフォニアムから見る、日米のアニメの現状と未来

今週はズートピアと響けユーフォニアという年間ランキング(アニメ部門、映画部門の両方)でも屈指の作品が同時公開された。いい機会なので日米のアニメ分野における現状とこれからについて、考えていきたい。 当然のことながらバリバリの私感なので、突っ込…

チャップリン『街の灯』の本当の主題は何か?〜作品考察と評論〜

久々にチャップリンの『街の灯』を鑑賞したので、その感想と考察をしていきたい。 チャップリンは私の少ない映画鑑賞歴でも特に好きな映画監督の1人であり、数あるチャップリン映画の中でも街の灯はやはり代表作だけあって非常に上手く作られている。 映画監…

アニメ『SHIROBAKO』感想 本作はなぜ人の心に響くのか? 〜物語構造の研究と評論〜

記念すべき1発目の記事。 再放送で一挙放送がやっていたので新年はそれで潰れてしまいました。それだけこの作品が好きなんだぁと思いつつも、いろいろと書きたいことができたので書いていきます。 「記号的な表現って綺麗でも飽きるよ! 挑戦、挑戦、新境地…