物語る亀

ネタバレありの物語批評

映画『LION 25年目のただいま』感想 インドの現状とルーツを探す旅 #ライオン

カエルくん(以下カエル)

「ここからしばらくはアカデミー賞でも注目された作品が続々と登場するね!」

 

亀爺(以下亀)

「楽しみな作品がたくさんあるの」

 

カエル「本来は『ムーンライト』も4月末公開だったし、さらに『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『メッセージ』が5月公開、それと『ハクソーリッジ 最後の戦場』が夏に公開となっているね」

亀「本当はノミネート作品全て見たいがの……わしなどは英語がからきしであるから、日本語字幕がないとお話がわからん。脚本の上手い下手にも関わってくるからの、せめて日本語字幕付きで配信して欲しいものじゃ」

カエル「いい作品だからといって売れるわけではないしなぁ。

 面白いことは面白いんだけど、オススメしにくい作品も確かにあるし」

 

亀「今作などは娯楽作ではないから日本では大ヒットしないじゃろうが、骨太な社会派作品じゃからの、評価は高いじゃろう

カエル「日本だと娯楽作品じゃないと興行的には苦しむ傾向にあるしね。社会派作品で大ヒットって……どうだろう? パッと思いつかないなぁ」

亀「衝撃の実話系であり、感動する作品じゃから、人を選ばんかもしれんがの。

 それでは感想記事を始めるかの」

 

  • 1 ネタバレなしの感想
    • 本作の違和感
  • 以下ネタバレあり
  • 2 個人的な違和感
    • 弟との関係
  • 3 本作の良かったところ
    • トンネルを抜けて
  • 4 自らのルーツを巡る旅
    • 最後に

 

 

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映画『ゴースト・イン・ザ・シェル(2017ハリウッド版)』感想と考察 本作にゴーストは宿ったのか?

カエルくん(以下カエル)

「攻殻機動隊のハリウッド版が公開されたね!」

 

ブログ主(以下主)

……実はさ、このハリウッド版に関しては表に出ていない重要な情報を握っているんだよね

 

カエル「え!? いきなり!?」

主「ちょっと前に押井さんのトークショー付きのイベントに行ってきたんだよ。その時に『スカイクロラ』のサイン入り絵コンテ集が当たったんだけど……その時に偶然耳にした情報があって……」

カエル「え? それっていっていいの?」

主「たぶんダメ。だから言わないけれど、実写版に関するお話だったんだよね。

 実は今回の監督って当初予定されていた人と違うの。じゃあ、当初予定されていた人って誰? というと……その名前を小声で隣にいた、確か西尾鉄也に話したのね。それがマイクに乗ってしまってさ……

 その人が監督をしていたら多分大絶賛の嵐だったと思う。ただし攻殻機動隊ではなくなっただろうけれど」

 

カエル「え!? 誰なの、その人!?」

主「いや、だから言えないって。ただ映画の大巨匠だよ。映画好きならみんな頭を下げるようなレベルの人。

 その人がやった攻殻機動隊も見たかったなぁ……で、なんでこんな話から始めたかというと、当たり前だけどこの映画化だって最初から完璧な布陣で臨んだわけではなく、いろいろな紆余曲折があったということでさ。

 映画製作って予定通りに行くことの方が少ないんじゃないかな?

カエル「……それが言いたいだけで、そんな気になる情報を出してきたの?」

主「あとは『自分はそれなりの押井ファンだぜ!』っていうアピールでもある」

カエル「……じゃあ、感想記事を始めようか」

 

  • 1 押井ファンのざっくりとした感想
    • 今作のテーマ性と押井守版との違い
  • 2 キャストについて
    • 少佐役が白人でいいの?
    • 北野武について
  • 以下ネタバレあり
  • 3 本作と『LION』
    • 揺るぎないものとは?
  • 4 押井版との違い
    • 他者との違いによって生まれる『自我』
    • 『生まれ』というオリジナル
    • 最後に

 

 

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映画『夜は短し歩けよ乙女』感想 湯浅&森見作品にハズレなし! 最高のアニメ映画がまたここに! 

亀爺(以下亀)

「いよいよ、湯浅政明の新作映画が公開されたの」

 

ブログ主(以下主)

久々の湯浅作品だからね! 期待度もすごく大きいよ!」

 

亀「アニメ監督としての湯浅政明といえば、独自の立ち位置にいる監督でもあるからの。『ピンポン』以来のはずじゃから……ざっと3年ぶりの新作ということになるのか?

主「さらに来月には『夜明け告げるルーのうた』の公開も控えているし、名作『デビルマン』の原作をアニメ化する際の監督に就任したりと、本当に色々な話題が尽きない人だよねぇ」

亀「ちなみに、今月もたくさんの映画が公開されるがの、本作が今月1番の注目作なんじゃったな

 

主「湯浅政明に間違いなし!

 自分が敵視している……というと変だけど、あんまり認めたくない言葉がいくつかあって、その中の2つが『百聞は一見に如かず』『考えるな、感じろ』なんだよね。

 ブログもそうだけど、文字表現というのは『読ませるメディア』だからさ。だから百聞は一見に如かずというのは、文字表現をしている身からすると敗北宣言でもある話だよ。1ブロガーとしては『一文は百見に勝る』でないといけないから」

亀「とにかく観て欲しい! という気持ちは変わらんが、その映像に負けてはブロガーとしての敗北をしないようにしたいからの」

主「そして『感じたことを言葉にする』という作業が重要だから『考えるな、感じろ』という言葉にも反感があって……『感じたことを考えろ』というのを主張したい。

 だけど! 

 湯浅政明作品に関しては、残念ながらその魅力が言葉になりづらいんだよ! だからこそ素晴らしい作家であってさ……」

亀「その辺りの熱い思いを記事にするかの」

 

  • 1 簡単な感想
    • 湯浅政明監督について
    • 脚色のうまさ
  • 2 声優陣について
    • 星野源
    • 花澤香菜
    • その他の声優について
  • 以下ネタバレあり
  • 3 今作の脚色
    •  冬の正体
    • 最後に

 

 

 

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2017年4月の注目映画と記事候補映画作品を紹介!

カエルくん(以下カエル)

「じゃあ、少し遅れたけれど2017年度の4月度の注目映画の発表と行こうか!」

 

亀爺(以下亀)

「今月もGWに向けての大作映画がたくさん続くの」

 

カエル「今月も大作も単館系の映画も観たい作品が多くて迷うね! GWもあるから、結構多くの作品が見ることができるかな?」

亀「たくさん更新してファンを獲得し、大きく飛躍するチャンスじゃの」

カエル「この後に公開されるいい映画も多いから、その予習もたくさんしておきたいしね。

 毎月言っているけれど観たい映画が次から次へと増えてきて……すごく大変だよ!

亀「特に小規模公開映画が大変じゃの。映画館や時間が限られておるからの、どのように周れば効率がいいのかも考えなければいけないからの。移動の時間も含めて、色々と大変じゃの」

 

カエル「記事にするかしないかは別として、たくさんの映画を鑑賞していきたいね!

 それでは今月の注目映画を紹介するよ!」

 

 

  • 4月1日週公開
  • 4月7日週公開
  • 4月14日週公開
  • 4月21日週公開
  • 4月28日週公開
    • 最後に

 

 

 

blog.monogatarukame.net

 

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映画『レゴバットマン ザ・ムービー』感想 バットマンファンは必見! それ以外の人も楽しめる!

カエルくん(以下カエル)

「今回もまたアニメ映画のお話だけど……ちょっといつもとは違う作品だよね」

 

亀爺(以下亀)

「わしらでやっていくのじゃな。

 アニメ映画は主も語りたいことがたくさんあるじゃろうに……」

 

カエル「ちなみに最初に明かしますが、今作についてはTwitterの短評でこのように評しています」

 

 

亀「今回主が逃げたのも、ここが原因なんじゃろうな。

 主は『バットマン』だけでなく、スーパーマンやウルヴァリンなどの海外ヒーローに関して一切知識もなければ、そこまで興味もないというレベルじゃからの

カエル「『ダークナイト』を見て『うまいなぁ、この脚本とスタートはなかなかできないでしょ?』なんて言っていたけれど、それ以上の興味が湧かなかったというね。

 本作もレゴムービーの続編でアニメ映画だから見に行ったので、多くのこの映画を評する人たちのようにバットマンとして……という意見は全く理解できないです。

 ファンムービーの要素も抱えているのはバットマンシリーズの名を冠しているのだから当たり前だけど……その意味では、感想の語り部としてはふさわしくないかもしれません」

 

亀「みんながみんなバットマンを知っているというわけではないからの。そういう人の意見も重要じゃな」

カエル「それじゃ、そんな人の感想記事を始めよう!」

 

  • 1 簡単な感想
    • レゴバットマンは苦戦する?
    • 声優について
  • 2 ヒーローと悪役の関係
    • バットマンとジョーカー
    • 最後に

 

 

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 全50話(最終回)の感想 一味違ったカタルシスを持ったガンダム!

カエルくん(以下カエル)

「今回のガンダムって結構賛否両論みたいんだね」

 

ブログ主(以下主)

「まあ、毎度のことだけどね。絶賛だけで終わったガンダムって、1stを除くと……どうだろ、ビルドファイターズだけじゃない? あれは絶賛の声が大きかったような気がするけれど」

 

カエル「今回は途中から色々と忙しくて、後半10話、全体で……35話くらいから一気見したんだよね……だからガンダム関連については沈黙していたけれど」

主「いやー、本当に見てこなかったことを後悔した! あのラフタの流れもみんなと一緒に乗りたかったなぁ」

カエル「ガンダムほどの大きなネタだと色々な意見があると思うけれど、間違いなく1つ言えるのは他のガンダムと違うガンダムにはなったよね」

主「個人的な話をするとガンダムとかアニメが好きな人って『自分ならどんなガンダムを作るか?』という妄想をすると思うけれど、オルフェンズは結構自分が妄想したガンダム像に近いのよ。

 自分が妄想したのは『傭兵団が主人公。第1部(前半26話)は成りあがりの物語で、第2部は成り上がったものの苦悩を描く』というものだけど、結構似ているんだよね。その意味で見たかったガンダムに近いものではあったと思う」

 

カエル「今作の魅力はどちらかというと政治劇だよね」

主「自分はロボット系のバトルがあまりわからないタチで……実はそこにあまり興味がない。だからロボットどうのこうのよりも『コードギアス』などの政治劇や人生劇の方が好き。

 そういう人間の感想だからガンダムの感想ということを考えると異端のものになるかも。あと一気見したし」

カエル「……じゃあ、感想記事を始めようか」

 

 

  • 1 簡単な感想 
    • 他のガンダムと違うところ
  • 2 被差別民たちの行く末
    • 戦いしかない少年たち
    • 路傍の花
  • 3 鉄華団以外について
    • ギャラルホルンについて
    • イオクについて
  • 4 以下追記 賛否両論について
    • ダインスレイブについて
    • 理念なき鉄華団とマクギリス
  • 5 対の存在の2人 
    • 三日月と昭弘
  • 6 ガンダムでこの作品を作られた意義
    • 最後に

 

 

 

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映画『暗黒女子』感想 映画として独特の雰囲気がとても好き! 

カエルくん(以下カエル)

「よ〜し!! 映画感想の記事に行ってみよう!」

 

ブログ主(以下主)

「今週は公開規模や注目度でいうと目玉というほどのものもそんなに多くないけれど、良作が揃ったという感じかな」

 

カエル「アカデミー賞受賞作の『ムーンライト』はもちろん、レゴシリーズの最新作『レゴバットマン』も結構良かったよね」

主「意欲作が多いという印象かな?

 そんな中で邦画でいうとやはりこの映画になるんだろうけれど……」

カエル「まあ、公開前から色々と話題にはなっているけれど……清水富美加の名前は売れたとしても、この映画の宣伝にはならないという案件で……担当者も頭を抱えたんじゃないかな?」

主「いっその事『清水富美加も嫌がったほどの衝撃のラスト!』とかって広告を打ったら……ダメか。また面倒なことになるか」

カエル「あんまり遊びすぎてもねぇ……

 ここ最近広告と映画について色々と言われているけれど、1年に1回しか映画を見ない人を映画館にどうすれば呼べるか? というのが問題で……じゃあ、この映画をその1回の機会に観に行きますか? と言われると……いかないよねぇ」

 

主「それっていい映画とかあんまり関係ないからなぁ。この映画も自分みたいな映画館に行くことが日常的だという人向けであって、あんまり映画に行かない人にとっては興味もなく終わるんだろうし」

カエル「そういう人をどうやって映画館に送り込むかというのは、多くの人が考えなければいけないね。

 それじゃ、感想記事を始めるよ」

 

  • 1 ネタバレなしの感想
    • 脚本家、岡田麿里について
  • 2 キャストについて
    • 清水富美加について
    • 他の役者について
  • 核心部分に触れずにネタバレあり
  • 3 本作の構造
    • 小技が冴える!
    • 最後に

 

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