物語る亀

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物語愛好者の雑文

リトルウィッチアカデミア 3話まで見た感想? と考察 なぜこのアニメは『見習い魔女もの』なのか?

カエルくん(以下カエル)

「よーし、今回は久々にアニメの感想記事を書くぞ!」

 

ブログ主(以下主)

「この冬はほとんどテレビアニメが見れていないからなぁ……溜まる一方だよ、本当に。

 その中でも個人的注目作でもあるリトルウィッチアカデミアの記事からスタートしよう!

 

カエル「本当は放送直後が感想アップに最適なのに、少し遅れちゃっているもんね」

主「まあ、それは仕方ないよ、うん。忙しいしさ、うん」

カエル「……なんか、今日Tweetで見た心療内科の漫画にそんなのがあったよね。『言い訳を最初に作っておくのは、自身がない人だ』ってやつ」

主「いや! 物理的に無理なだけだから! やること多すぎるだけだから! ああ、忙しいなぁ、うん!」

カエル「またそうやって言い訳を始める! いい? 時間というのはみんな平等に24時間与えられているの! その中で何をするかということが極めて大事なのであり……」

主「よし! 感想スタート!」

 

  • 1 リトルウィッチアカデミアという革命
    • クラウドファンディングとアニメ
    • 短編を生かしたオリジナルアニメーション
  • 2 魔女が示すものとは?
    • どうして魔女だったのか?
    • 最終的な目標は?
    • 最後に

 

 

 

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映画『黒執事 Book of the Atlantic(2017、アニメ版)』感想 初見でも楽しめる1作!! ※後半ネタバレあり

カエルくん(以下カエル)

「さあ、今日は黒執事の感想だけど……これも絶対ファン向け映画で、しかも女性ファンが多い作品でもあるから、結構熱いファンも多いだろうし……

『初見には辛いよね』とか言って、ファンから失笑とコメントが埋め尽くされるんだろうな……

 そんなことがわかっているのに、なんで見にいくんだろう……」

 

ブログ主(以下主)

さあ! 今日も張り切って映画感想を始めるよ!

 

カエル「……あれ? 今回はやる気に溢れている?」

主「いつだって語る気満々さ! さて、張り切ってやっていくよ!」

カエル「……主って黒執事詳しかったっけ?」

主「全く! 坂本真綾ファンだってこともあって1期は全て見た……気がするけれど、あんまり覚えていない! でもなんとなく設定は覚えているよ!」

カエル「……要約すると知らないことはないけれど、内容に関してはほぼ初見ってことね。なんでそれなのにこの映画を見に行ったの?」

 

主「え? アニメだから。面白そうだし、映画館でそこそこの規模でやっているし。今年はアニメ映画をなるべく見るってことにしているから。あと、別にこういう作品が嫌い! ってわけじゃないし。アニメ版の『幻想魔伝 最遊記』は結構楽しんで見ていたよ。今思うと声優陣が豪華で、OPもよくて、EDで下川みくにの歌に載せて梅津さんの演出が観れたのって、結構ゴージャスな体験だった気がする」

カエル「……そんな人がどのような感想を抱いたのか、感想を始めようか」

 

  • 1 ネタバレなしの感想
    • EP0のメリット
    • 作画の良さ
  • 以下ネタバレあり
  • 2 設定のうまさ
    • 3つの山場
    • この作品の見方
  • 3 それぞれの過去
    • アンダーテイカーの過去
    • そして明かされる2人の過去
    • 最後に

 

 

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映画『沈黙 -サイレンス-』感想と考察(スコセッシ監督、遠藤周作原作) 160分続く緊張感と、信仰の形 ※ネタバレあり

亀爺(以下亀)

「さて、今週最も注目を集める映画でもある、スコセッシ監督の『沈黙』のレビューを始めるとするかの」

 

ブログ主(以下主)

「まずさ、一言いい?

 長い!!!

 

亀「160分あるからの。150分越えの映画というのは、最近ではあまりないかもしれんな。それこそ、昨年公開の『PK』とかかの?」

主「個人的に、映画って90分くらいがベストだと思うんだよね。それぐらいだと飽きずに集中してみることができるけれど、100分を超えてくると大体の映画において、ダレ場が生じてくる。ダレることを計算に入れていたり、それを意識している映画ならいいけれど……

 せいぜい130分以内にはできるだけまとめて欲しいっていうのが正直なところ。映画館も回数をこなしたいから、短い方がありがたがるだろうし」

 

亀「160分という時間だけで倦厭する人も多いじゃろうな」

主「どうしても見に行きづらいよね。自分としてもそれぐらいの大作になると、比較対象が『大脱走』とか『7人の侍』とかになるから、すごくハードルは高くなる。それだけの大作なんでしょ? って思いが必ず出てきちゃうし」

亀「さて、それではどうだったのか……

 感想記事を始めるとするかの」

 

  • あらすじ
  • 1 ネタバレなしの感想
    • 『汚い』役者
    • 役者の熱演
  • 2 作品解説
    • 当時のキリスト教
    • 島原の乱以降
    • 遠藤周作とカトリック
  • 以下ネタバレあり
  • 3 キリスト教の描きかた
    • 現代日本に例えると
  • 4 キリストの十字架
    • キリスト教の与えたもの
  • 5 キチジローについて
    • キチジローが手にしたもの
  • 6 遠藤周作と沈黙
    • 個人の問題に置き換えて
    • 最後に

 

 

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映画『ザ・コンサルタント』感想 テーマなども理解できるけれど、惜しい印象がある作品だなぁ…… ※ネタバレあり

カエルくん(以下カエル)

「よーし! 久々の200館クラスの大規模映画の感想記事だから、こっちも張り切っちゃうね!」

 

亀爺(以下亀)

「やはりこれだけの規模で公開される映画というのは、注目度が高いからの」

 

カエル「1月はどうしてもお正月もあって大規模公開映画が少ないからね……」

亀「これからアカデミー賞前後で洋画の名作、佳作も公開されていくからの。あまりにも公開が遅すぎる、という批判もあるようじゃが……こればっかりは興行の面もあるから仕方ないのかもしれんの」

カエル「アカデミー賞作品という触れ込みがあるのとないのでは、やっぱり客足も全然違うだろうしね。それは小説界で言うところの、芥川賞と直木賞に通じるものがあるかも」

亀「近年は『映画業界は劇場に足を運んでくれる5パーセント以下の人間によって支えられている』などと言われておるが……それも納得かもしれんの。演劇業界などもその節があったが、映画も規模が大きいだけであまり変わらんのかもしれん」

 

カエル「日本の映画賞も結局は大手の持ち回りって言われているし、芸能事務所の影がチラチラと見える結果になりがちだしねぇ……

 あれがない、これがないなんて言ったらキリがないけれど、日本アカデミー賞でも少しは触れておかないといけない作品が他にもあるんじゃないの? って気にもなるし……」

亀「どの業界も人を呼ぶのに必死ということじゃの。

 それでは感想記事を始めるかの」

 

  • あらすじ
  • 1 ネタバレなしの感想
    • 脚本について
  • 以下ネタバレあり
  • 2 脚本の作り
    • 何個ものストーリー
    • 会話について
  • 3 テーマについて
    • テーマの危うさ
    • 最後に

 

 

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キンコン西野の『えんとつ町のプペル』無料公開騒動について思うこと

カエルくん(以下カエル)

「今日が直木賞の発表日だね

(恩田陸の『蜂蜜と遠雷』が受賞しました! おめでとうございます!)

 

ブログ主(以下主)

「……そうだな」

 

カエル「なのに、その当日の記事がこれでいいの? まだ5作中1作しかレビューしていないよ!」

主「やることが結構多いんだよねぇ……まだテレビアニメの1話を見てオススメ度をつけるってやつもできていないし……」

カエル「忙しい中で順序をつけて、しっかりとやるのが立派な社会人でありブロガーなんじゃないの!? そんなんでいいの!?」

主「……なんでお前に怒られているのかよくわからんけれど、まあいいじゃん。

 で、今回はそんな予定があるにも関わらず、この話題を取り上げるけれど……」

 

カエル「一部ですごく色々言われているよね。擁護する人もいれば、非難する人もいてさ」

主「この問題ってアマチュアを含めてクリエイターにとって、すごく大事な意味もあると思うから、今回はこの件について語っていきます。

 それじゃあ、記事スタート!」

 

 

  •  1 ことの始まりから
    • 問題になっている理由
  • 2 この発表は吉と出るか?
    • 絵本を売るための手段
  • 3 この宣伝方法は意味があるのか?
    • 日本における本の扱い
  • 4 この商法の未来
    • 近江商人の教え
    • 最後に

 

 

 

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映画『ワイルド わたしの中の獣』感想 狼が示す意味、そしてこの映画が炙り出した『愛』の本質について

カエルくん(以下カエル)

「さて、小規模公開映画を語る週もこの作品でラストだね」

 

亀爺(以下亀)

「他にも見たい映画はあるが、小規模じゃから見に行くだけでも大変じゃの」

 

カエル「それが小規模公開映画の欠点だよねぇ。まあ、わざわざ言うまでもなく、誰もがわかりきっていることだけどさ」

亀「いい映画も多いだけにもったいないの。

 まだ見ていない現在公開中の映画だと『アン・イン・ザ・スカイ』は評判もすごくいいしの」

カエル「他にも『幸福なひとりぼっち』はアカデミー賞海外映画賞にもノミネートされているしね。名作が必ずしも売れるわけではない、というのは今更語ることもないけれど、そういう作品が陽の目も見ないで消えていくのも残念だよね……」

 

亀「本来ならば映画を多く扱うブログとしてそういう作品も紹介したいところじゃが……」

カエル「今回はその中でも先月から観たいと思っていた作品だね。この作品も新宿だと

 

夜にしかやっていないから、中々見に行きづらいんだよなぁ」

亀「しかももう少しで公開も終了するからの。

 さて、それでは感想といくかの」

 

  • 1 オススメできるか?
    • 『愛』の形
  • 2 異文化との交わるということ
    • 愛の中に宿る『汚れ』
    • 最後に

 

 

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映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クローム エディション(白黒バージョン)』感想 

カエルくん(以下カエル)

「あれ? 確か以前の記事で『この映画は良さがあまり理解できないんだよなぁ』って言ってなかったっけ?」

 

ブログ主(以下主)

「誤解を招くようなことを言うな! 

『面白いとは思うけれど、みんなが大絶賛するほどなのかな?』の間違いだ!」

 

カエル「……似たようなものじゃないの?」

主「たださぁ、それって乗り遅れてDVDでみた結果なんだよね。この前、映画が好きな人と話していたら『MAD MAXを家で見たら、面白さなんて100分の1だよ』って言われたさ。

 確かにその通りじゃない。あれだけの映像の迫力と、音響の力強さがあるんだから……それだったら、家で見るような映画じゃない」

 

カエル「シンゴジラとかもそうだもんね。家で DVDで鑑賞して『こんなものか?』って言われたら、そりゃ思うところもあるよね」

主「普通は乗り遅れた時点で試合終了、あとは次の機会を待ってね! なんだけど、さすがMAD MAX、その次の機会がこんなに早くに訪れようとは! しかも映画館もそれに応えるように、1番いい音響を用意しているし」

カエル「立川のシネマシティも爆音上映で有名だったからね」

 

主「今回は川崎のチネチッタにいってみたけれど、もう『馬鹿じゃないの!?』って気分だよ。

 CMや予告の時点で音響の大きさが半端ないの! ラ・ラ・ランドの予告が流れていたけれど、その時点で音がトンデモなく大きい!

 しかも体がビリビリ震えるのね。エンジンに巻き込まれた! なんて話があるけれど、本当にそんな感じだった」

カエル「はぁ……やっぱりどこも力を入れているね。愛されている作品だもんね。

 それじゃ、感想記事に入るよ」

 

  • 1 映画の感想
    •  B&Cエディションになって
  • 2 ハマる人とハマらない人の差
    • 個人的な思い
    • 最後に
 

 

 

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